The Legend of MAX

亜美「律っちゃん!なんとかしてよ〜」
真美「このままだと真美たち先生におおめんたまだよ〜><」
律子「はぁ。それを言うなら大目玉でしょ?」

社長「おはよう諸君。今回の話をもって9キャラ制覇した事になるな。
   何?8キャラの間違いじゃないのかだと?律子君はフル出演だから
   9キャラで間違いないのだよ。」

   9月ももう半ばにさしかかろうとしている今、亜美真美たちの夏休み
   の宿題が未だ終わらず765プロ全員で取り掛かっているのだ。

 P「あと何が残ってるんだ?」
亜美「えっとね〜算数ドリルと漢字ドリルとどくしょかんそーぶんと〜、
   とにかくたくさん。」
真美「真美はね〜、自由研究と〜絵と〜白地図の色塗りでしょ〜?それから
   ね〜……」
律子「ああ、もうっ!なんであれだけ口を酸っぱくして夏休みの宿題やり
   なさいよ!って言ってたのにやらなかったのよ!」
亜美「だって〜」
真美「お仕事も忙しかったし〜」
律子「それは理由にならないでしょ!ほら、やよいを見てみなさいよ!」

   しかしそこには頭をかかえるやよいの姿があった。

やよい「うー、去年やったはずなのにまったくおぼえてないですー。」
亜美「やよいっちもわからないってー。」
律子「……はぁ〜。」
真美「ゆきぴょん、真美とDSやろーよー。」
雪歩「で、でもぉ…まだ真美ちゃん達、宿題終わってないでしょう?」
亜美「あ、亜美もDSやるー♪」
律子「こぉらぁ〜〜〜!!アンタたち、誰の為に宿題やってると思ってる
   のよ!!」
亜美「うわー、律っちゃんが怒ったー!」
真美「にーちゃん、助けてよ〜。」
 P「そうは言ってもだなぁ……」

   こんなドタバタが9月に入ってからも毎日繰り返される為、結局
   夏休みの宿題は今も終わってなかったのである。

律子「ああっ!もう、アンタたちまともにやる気あるのっ!!」
亜美「だってー……」
真美「最近お仕事でがっこーにも行ってなかったからぜーんぜんわかん
   ないんだもん……」

   どうやら本当に内容がわからなくて終わらずに2人とも逃避して
   いたようだ。

律子「……ふぅ。だからちゃんと教えるからまずその手に持ったお菓子を
   置きなさい。」
亜美「ちぇっ。」
真美「律っちゃんのいぢわるー。」
 P「まあまあ、俺も手伝ってやるから2人ともちゃんとやろうな。」
亜美「にーちゃんがそういうのなら…」
真美「しょーがないよねー。」
律子「じゃあまずは漢字ドリルからね。」
亜美「えー?アレ、手疲れるんだもん。」
真美「真美は終わってるからかわりにやろっか?そのかわり………
   んっふっふー、亜美は私の絵をやっつけてー。」
亜美「え〜?絵描くのめんどくさいー。あっ、そうか!いいこと思い
   ついちゃった。んっふっふー。」

   そういうとパレットに多量の黒を水で溶き、ソファでのびている
   伊織の元へと向かう。

 P「お、おい…ま、まさか……」

   予想は的中。伊織の…そのオデコにぺたぺたと筆を走らせる。

伊織「んん〜……なんか冷たいわねぇ……」

   しかし伊織はまだのびたまま。そして亜美はおもむろに……

亜美「てーーーい!!」

   べちゃ。
   伊織のオデコめがけて画用紙をベシッ!とはっつけたのである。

伊織「イタッ!ってな、何っ!?前真っ暗じゃない!!」

   辺りをきょろきょろと見ようと頭を振っている伊織についてる画用紙を
   亜美が一気にはがす。

亜美「真美ー、いおりんのオデコ絵完成したよー☆」
真美「亜美すごーい!これで絵はおっけーだね。んっふっふー☆」
伊織「ちょ、何がどうなってるのよ……」
律子「あちゃー。」

   まだ状況がわかってない伊織。あとで大暴れするな……

亜美「どくしょかんそーぶんはー、やよいっちお願い〜。」
やよい「えっ?わ、私ですかっ!うっうー、頑張りまーっす☆」

   そしてなぜか桃太郎の絵本を読み出すやよい。気のせいか
   キビダンゴをおばあさんから受け取るシーンでページが止まり、
   よだれをたらしているような……

千早「自由研究終わったわよ。」
律子「ありがと、千早。どれどれ……」

   中身を見てみると音楽の事に関するとてつもない知識を詰め
   込んだレポートが…

律子「って、千早!これじゃあ駄目じゃない!」
千早「私の持てる歌への情熱を自由研究として書いたのに?」
律子「当たり前じゃない!この文章を読んで亜美たちが書いたなんて
   思える?」
千早「歌手なんですからこれくらいの知識を持っていても当然かと。」
律子「はぁ……」

   こんな調子で大丈夫なのか?と思いつつも少しずつだが夏休みの
   宿題は消化されていった。

律子「だからここは分母がそれぞれ違うから同じ数になるように分母と
   分子に3を掛け算して、こっちの分数には分母と分子に2を掛け算
   するの。すると……」
亜美「う〜〜〜〜〜」

   大分煮詰まってきてるようだな。そろそろアレをだしてやるか。

 P「そろそろみんな疲れてきただろう?シュークリームを用意してある
   からみんな一休みしよう。」
真美「わー、にーちゃん大好きー☆」
亜美「さっすがにーちゃん☆」

   早速かぶりつく2人。

律子「はぁ、やっと3/4終わったところね。」
 P「お疲れさん。この調子だとなんとか今日中には終わりそうだな。」
律子「勿論よ。今日中に終わって貰わないと事務所としても困るんですから。」
 P「ははは。まあ律子も一服どうだ?」

   とタバコを差し出す。

律子「ええ、そうね……ってなんでやねん!!」

   スパーーーンッ!!

 P「っ痛〜〜〜〜!!軽い冗談じゃないか。」
律子「やっていい冗談と悪い冗談があります!」

−−−数時間後−−−
亜美「終わったー!」
真美「こっちも終わったよー!」
 P「ふぅ、ようやく終わったな。」
律子「亜美、真美、冬休みはこんな事無いようにしなさいよ!」
亜美「うん、わかったー」
真美「だいじょーぶだよ、にーちゃんや律っちゃんがいるもん☆」
律子「いつまでも私を頼らない!はぁ、まあいいわ。とりあえず2人とも
   お疲れ様。」
 P「じゃあ俺は2人を送ってくからあと頼むな。」
律子「はいはい。」
亜美「律っちゃんおつかれー」
真美「やよいっちもまた明日ねー」
やよい「はいっ!亜美と真美もまた明日ねー」


−−−翌日学校にて−−−
先生「じゃあ双海さんたち、もう夏休みの宿題出来てますよね。」
亜美「もうバッチリ☆」
真美「真美たちがちょっと本気を出せばこんなもんだよ☆」
亜美「あ、あれ?かばんの中に入ってないよ!?」
真美「も、もしかしてー」


小鳥「あら?このドリルやノートの山はなんでしょ?」





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