DREAM A DREAM(Miami Booty Mix)
律子「と言うわけなのよ。」
P「ふむふむ、それはなんとしても成功させないとな。」
小鳥「律子さん、プロデューサーさん、どうしたんですか?」
律子「いえいえ、なんでもないですよ。」
P「ええ、小鳥さんにはまったく関係無いですよ。」
小鳥「? ならいいですけど…なーんか今日春香ちゃんも真ちゃんもよそよそしいん
ですよね。」
律子「気のせいですよ。」
P「またいつもの妄想が過ぎたんじゃないですか?」
小鳥「私そこまで妄想酷いですか???」
律子&P「うん。」
小鳥「みんな酷いですっ!そりゃあ私だってもう結婚してもおかしくないお年頃。」
律子「(小声で)結婚してもおかしくないお年頃って既に行き遅れと言う事はまだ
理解出来てないんですね。」
P「(同じく小声で)まああんな感じだからな。貰い手がないんだよ。」
小鳥「あの手この手でプロデューサーさんを落とそう!とか作戦は練ってるんですけど
毎回邪魔が入って……」
P「って狙い俺かよっ!!」
律子「妄想マスター音無小鳥、健在ですか。」
小鳥「ああ…どうすればプロデューサーさんを私の従順な夫に出来るか…ああん!」
既に悦に入ってる小鳥さん。
P「怖いのでとっとと逃げるが勝ちだな。」
律子「私は別に被害ないから構いませんけどね。」
P「おい、律子〜><」
小鳥「そしてついにこの運命の日、プロデューサーさんと合体!」
とても危険な発言をしている小鳥さんを置いて離れる2人。
ここ数日妙に小鳥さんの風当たりにキツイのはべつにこの2人に限った事では
なかった。765プロ全体で行なわれている節があった。それもそのはず。
今日、9/9は……
春香「ところでみんなプレゼント用意してきましたか〜?」
千早「一応用意はしてきましたが。」
美希「ミキ、おにぎり用意したの。」
雪歩「大丈夫ですぅ。」
真「ボクもしっかり選んできましたよ!」
伊織「まったくもう、こんなの小鳥なんかにはもったいないわ。」
真美「ばっちり用意したもんねー」
亜美「亜美も亜美もー」
あずさ「ばっちりですわ〜、うふふっ♪」
やよい「うっうー、私なんとか手作りで作ったから大事にして欲しいかもー。」
??「いいねぇ、俺気に入っちゃったよ!」
律子「ちょっと待って。なんで軽口さん、あなたがいるわけ?」
軽口「いやあ、ちょっと高木社長さんに呼ばれてねー。」
P「とりあえずみんな用意は出来ているようだね。じゃあ最後の準備にかかろうか。」
全員「はーい。」
そう、今日9/9は音無小鳥容疑者(2x)の誕生日なのである。
千早「ところで律子、本当に大丈夫なの?」
律子「何が?」
春香「プロデューサーさんですよー。また小鳥さんの妄想の餌食になって私たちの
プロデュースが止まっちゃうなんて事に……」
律子「ま、まあなんとかなるんじゃないかな?多分…」
−−−夕方−−−
小鳥「はぁ……なんでみんなこんなに冷たいのかしら…」
P「小鳥さん。」
小鳥「えっ!?プ、プロデューサーさん!?も、も、もしかして私のサクセス
ストーリーの実現キター?」
P「……あ、あのぉ…全部丸聞こえなんですが……」
小鳥「あ、あら…ほほほほほ。で、なんでしょうか?プロデューサーさん。
レストランですか?ホテルですか?もしかしてプロポーズだったりしてっ!?」
P「そんな訳ありません!まあとりあえずレッスン場に来て下さいな。」
小鳥「そ、そ、そ、そこで私を押し倒してあんなことやこんなことや…」
P「……じゃあ置いていきますね。」
小鳥「あっ!プロデューサーさん、待って下さいよ〜〜!」
−−−レッスン場にて−−−
P「さあ、小鳥さん先にお入り下さい。」
小鳥「は、背後から襲う気ですね。私は構いませんけど。」
P「……………………」
ツッコム気も失せてとりあえず小鳥さんをレッスン場へ押し込む。
全員「小鳥さん2x歳お誕生日おめでと〜〜」
パーン!パパーン!!
クラッカーの音が鳴り響く。
小鳥「え?」
P「みんなで小鳥さんの誕生日をお祝いしようと数日前から仕込んでたんですよ。」
小鳥「だからみんなよそよそしかったのね……」
律子「毎年みんななかなか日程も合わなくてプロデューサーさんに3ヶ月前から今日の
予定を合わせて貰ってたんですから。」
小鳥「プ、プ、プロデューサーさん……もう我慢できませんっ!私をお嫁さんに……」
スパーーーンッ!!!
律子の宝刀、黄金のハリセンが小鳥さんを一閃。
律子「それは却下です。」
小鳥「い、いひゃいでふぅ……」
P「じゃあみんなからプレゼントを渡してもらおうか。」
春香「じゃあ私からですねっ。私からはこれですっ!ジャーン。」
春香が出した物はゴシックプリンセス。まあVOCAL衣装だ。
春香「これでも着てしっかりとイタイ事務員として頑張ってください♪」
小鳥「…は、春香ちゃん……黒いです……」
律子「じゃあ、次千早ね。」
千早「はい。私からはこれです。」
千早が出した物はプラチナの首輪だった。
律子「ち、ち、千早さん?」
千早「これは以前プロデューサーから頂いた物なん…」
スパーーーンッ!!
P「っ痛〜〜〜〜〜!」
律子「なんて物を贈ってるのよ!あなたはっ!!」
小鳥「これでプロデューサーさんに束縛されるんですね。
私、ゾクゾクしてきます(ウットリ)。」
美希「次はミキの番なの。」
律子「確かおにぎりって言ってたわね。」
開けると2つ同じ大きさのおにぎりだが、海苔で細工がしてあり顔が
描かれている。
美希「題して夫婦おにぎりなの。」
小鳥「つまりこれは私とプロデューサーさんの運命をかたどったおにg(ry」
スパーーーンッ!!
律子「はいはい、次々っ!」
雪歩「あ、あのぉ…私叩かれるの嫌なのでパスでも…その…いいですか?」
律子「この流れで許されると思う?」
P「あ、あのぉ…律子さん?目が据わってるんですけど…」
雪歩「あ、あぅぅ…わ、私のはふ、普通にお茶なんですぅ……
お願いです、叩かないで下さいぃぃぃ」
律子「はい、次。」
雪歩「ほっ…」
真「よっしゃあ!次はボクの番ですねっ!ボクからはこれですっ!」
真が出したのはなんとも女の子らしいピンクのハンカチだった。
律子「へ〜、思った以上に普通じゃない。」
小鳥「あれ?これ……表に『○』、裏に『×』が描かれてますね。はっ!
これはもしかして…伝説のイエスノーまくr(ry」
スパーーーンッ!!
律子「はいはい、それ以上危険な発言しない!!」
P「な、なんか律子、いつも以上にノリノリだな……」
小鳥「い、いひゃい!…今日は私の誕生日なのに……」
伊織「アンタ達まったくもう。まともなもの贈りなさいよ!もうすぐ30歳迎える
小鳥にはお酒に決まってるじゃない!」
そういうとビンテージもののワインを出す伊織。
小鳥「あ、ありがとう、伊織ちゃん。でも30歳は余計かも……」
伊織「嘘ついたって仕方ないじゃない。」
小鳥「それはそうだけど……はっ!このワインでプロデューサーさんを酔わせて
華麗にお持ち帰r(ry」
スパーーーンッ!! パリンッ!!
P「まあこの流れは読めたわな。」
真美「次は私だねー。なんとなんとなんとなんと!兄→(C)の写メあげるYO」
小鳥「おおー、これはプロデューサーさんが御手洗いに入る瞬間ですね。
ナイス撮影!GJ!」
律子「消去。」
小鳥「ああっ!なんてことをするんですか〜〜!」
P「俺の人権は一体……」
亜美「亜美はね→…これ!」
亜美が取り出したのは風呂敷だった。時計のマークが気になるが。
亜美「これはね→タイムふろs(ry」
スパーーーンッ!!
律子「危険なネタは却下!」
亜美「痛いYO、律っちゃん!ドラちゃんは世界のみんなの味方なのに〜。」
P「ところで必死になって風呂敷かぶってる小鳥さんが痛いんだが……」
律子「放置しておきましょう。」
あずさ「次は私ですね〜。」
と何故か白い粉を出すあずささん。
律子「……これはなんですか?」
あずさ「わかりません〜」
律子「じゃあ何でこんなものをプレゼントに?」
あずさ「知りません〜」
律子「えっとぉ…あずささん?」
あずさ「小麦粉か何かに違いないと思います〜」
スパーーーンッ!!
律子「まったくもう……」
P「もう容赦ないな。」
小鳥「うん、確かに小麦粉ですね。」
P「ってなめてるよ、おい。」
やよい「はーい、私からのプレゼントはこれでーっす☆」
やよいが用意したものはどうみても新聞紙で折ったカブトだった。
やよい「今日がお誕生日なので小鳥さんにはぜひかぶってくださいっ!!」
律子「やよい…それは端午の節句で男の子がかぶる物よ…」
やよい「えっ!えええ〜〜〜〜!!ダンゴの節句ですかっ!!
そんなおいしそうな日があるなんて初めて知りまs(ry」
スパーーーンッ!!
P「酷い、酷すぎるっ!」
スパーーーンッ!!
律子「これでラストね。ってなんで軽口さんいるんでしたっけ?」
軽口「実は高木社長さんに8000万で頼まれましてね……小鳥さんの婿になれと!」
全員「ええ〜〜〜〜!!」
小鳥「カッコ悪いからパスです。」
スパーーーンッ!!
律子「なんでやねんっ!!」
P「ところで律子は小鳥さんに何を贈るんだ?」
律子「え?さっきから散々贈ってるじゃないですか。」
P「も、もしかして……」
律子「ええ。ツッコミですけどどうしたんですか?」
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小鳥「こんな夢を見たんですよ。」
律子「はいはい、誕生日に御苦労様なことですね。」
小鳥さん、お誕生日おめでとう!
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