もやしと。

律「それにしても今日はいい天気になってよかったわね」
真「へっへ〜、今日はガンガン食べますよ〜!」
雪「それにしてもやよいちゃん、今日大丈夫か心配ですぅ。」

社長「ふむ、またまたあったな諸君。今日は765プロの交流を
   深める為にバーベキューパーティを絶賛開催中だ!
   キミも参加してみたいかね?」

律「そうね。まさかこんな日に風邪をひくなんて……」

−−−やよい宅−−−
や「う〜ん、う〜ん」
P「随分とうなされてるな、やよい…」
か「おにーちゃん、おねーちゃん大丈夫かなあ。」
コ「だーじょぶだよねー?」
P「ああ、おいしいものを食べてしっかり寝てればね。」
か「コウジ、おねーちゃんのためにおいしいものつくろ!」
コ「うん、かすみおねーちゃん。」
P「何かいい方法ないかな…ちょっと外出てくるよ。」
か「はーい。」
コ「おにーちゃん、わかったー。」

 PrrrPrrrr
P「もしもし俺だ。」
律「はい。あ、プロデューサー。やよいの様子はどう?」
P「とりあえずは寝てるよ。かなりうなされてるけどな。」
律「今日とっても楽しみにしてたものね……やよいの為に何かして
  あげられないかな?」
P「と言ってもな、流石に歌を歌ったりとかはやよいも一緒になって
  歌いかねないからな。」
律「そうね〜。そういえばやよいの家の近くに広場あったわよね?」
P「ああ。あの場所な。(確かやよいがアイドルになろうと決めた
  場所だったな…)」
律「あそこでバーベキューとか出来ないかしら?」
P「どうだろう?」
律「試しに役所まで行って使用許可下りるか聞いてみてよ。」
P「わかった。とりあえずかすみちゃん達に断ってから行ってみるよ。」
律「よろしくね、プロデューサー。」

 ツー、ツー、ツー

P「とにかくやってみるか。」

−−−その日の夕方−−−
や「ん、んん〜……」
か「あ、おねーちゃんおきたー」
コ「やよいおねーちゃん、だーじょぶ?」
や「あ、かすみ、コウジ。はわっ!ぷ、ぷろでゅーさーも一緒ですかっ!」
P「ああ。やよいの具合が悪いからな。」
や「でもでもっ、今日は765プロでバーベキューだったんじゃ…」
か「おにーちゃんずっとおねーちゃんのかんびょうしてたんだよ。」
コ「でもボクたちやよいおねーちゃんのためにおいしいごはんよういできな
  かったの。ごめんね、やよいおねーちゃん…」
や「いいのよ、かすみ、コウジ。お腹空いたでしょ?やよいおねーちゃんが
  おいしいご飯作るからね。」
P「まあ待て、やよい。まだ病みあがりだしここは俺に任せろ。」
や「ええっ!プロデューサーが料理するんですかっ!?」
P「おいおい、なんだ?その驚きようは。」
や「だって…ちょっとびっくりですっ☆」
P「おーい、律子。もういいぞー」
や「へっ?」
 プロデューサーの呼び声に応えて765プロの全員が窓の外に揃う。

律「やよい、元気だしなさい。みんなでとっても凄いパーティ用意したんだから。」
真「そうだよ!やよいの為においしい料理も沢山あるよ!」
雪「やよいちゃんはまだお布団に入ってて大丈夫ですぅ。」
伊「この伊織ちゃんがどんどんお料理持ってきちゃうんだからっ。にひひっ♪」
千「そういうことよ、高槻さん。」
や「え?え?え?どういうこと…ぷろでゅーさー?」
P「1から説明するとだな…」

社長「またまたあったな、諸君。律子君の発案で高槻君の裏の広場を借りて
   そこでバーベキューパーティを始めたんだよ。よくもまあ役所の人も
   あの場所を貸してくれたな。765プロの諸君がどんどん焼いて高槻君
   の家に料理を運んでいるところだな。仲良き事は美しい事かな。」

か「おねーちゃん、おいしいねー♪」
コ「はむはむはむはむはむはむ」
P「さ、やよい。もやし入り焼きそばだ。熱いから気をつけて食べろよ。」
や「ぷ、ぷ、ぷ、プロデューサー…みんな……うっうー、じっとしてられませーん!」

社長「おやおや、高槻君はパジャマのまま裏の広場に駆けていってしまったじゃないか。
   おお!なんと言う食べっぷり。いいねぇ、年甲斐も無く私もドンドン食べたく
   なってしまったじゃないか。」

あ「やよいちゃん大丈夫なの〜?」
や「はいっ!みんなでこんな、こんな素晴らしいパーティを開いてくれて感激ですっ!」
亜美「やよいっち、まだまだあるよ→」
真美「どんどんもやし入れちゃお→」
や「うっう〜、私と〜ってもと〜っても幸せですっ☆」


P「ふぅ、やよいも一気に元気になったな。さて俺も何か貰おうかな。」
律「お疲れ様、プロデューサー。」
P「律子か。今回はうまくいったな。」
律「プロデューサーが役所に掛け合ったからですよ。」
P「いやいや、律子が発案したから…ははは、まあいいか。」
律「そうですね。はい、律子特製ダレを使った串焼きです。」
P「特製ダレだと!?」
律「と言っても家の売り物のタレをただ塗っただけですけどね。」
P「なんだ、まあいただくよ。」
律「なーんか引っかかりますね。」
P「まあ、そのなんだ。やよいが元気になったことを祝って。」
律「乾杯ですね。」
 カツンとジュースの缶で乾杯をするその頃。


や「かすみ、コウジ、おいしい?」
か&コ「うんっ♪」
や「おねーちゃん、どんどんもやし炒めるからねっ☆」





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