コース:
移ヶ岳:瑞峰平駐車場10:45〜西側登山口〜10:55神社11:10〜11:55移ヶ岳12:17〜東側登山口〜13:00駐車場
片曽根山(田村富士)、お人形様、三春の滝桜
今回はご常連が多くて嬉しい限り。補助席まで使う人気のコースとなっている。バスに揺られる内に、4時台に起きたツケで睡魔に襲われるまま。
常磐道をひた走り、気がつくと季節が1ヶ月ほど逆戻り。ちょっと殺風景なセピア色の世界に驚く。
移ヶ岳は994.5mの立派な山だが、700mあたりまで道路が延び、殆ど遠足気分で登れるらしい。 私たちの代わりに、マイクロバスが喘ぎながら坂を上がっていく。それにつれて流石に展望も開け、安達太良の山はまだ真っ白な雪を戴いてどっしりと立っている。 着いたところは実に綺麗に舗装され、整備された瑞峰平の駐車場。 |
思いのほか広い緩やかな道が目の前に伸びており、まだ芽吹いていいない裸の木々の向こうに安達太良を透かし見る。 あっという間に移ヶ岳神社。 お賽銭を入れた後、ちょうどよい広場でもあり参加者の自己紹介タイム。 |
今日の顔ぶを確認後、ルートに戻る。相変わらず歩きやすい道が続く。ここで待望のスミレ発見。斑入りのシハイスミレ?なかなか華麗な姿にカメラマン殺到。 さて、コースにはしっかりした標識が設置してあり、迷うことは無い。 急登や滑る道を進んでいくと、また平坦になるが日陰には落ち葉の下に凍った箇所もあり、気が抜けない。 |
移ヶ岳からの安達太良山 | それでも、慎重に歩けば、直下の分岐を経て山頂へ。狭いながらも360度の展望は見事。 ここで昼食。狭い山頂でみんな譲り合って場所を確保。 今日はポットも大きめ、熱いお湯が嬉しい。 展望を楽しんだ後、下山。 |
次はJAショップを経て、片曽根山へ。ここは田村富士とも呼ばれる形の良い山だ。
前回寄った時は寒風が吹きすさび、背中を丸めて歩いたが、今日はお散歩気分。 駐車場から3分でもう頂上だ。 車道が上まで伸びているのは、有難いやらちょっと迷惑やら。歩く方も勝手なものだ。 集合写真を撮って、階段を数歩でバスに乗り込む。 |
これは「屋形のお人形様」で、背丈4m、お面は高さ125 cmの木彫りのもの。 ベンガラの赤、胡粉の白、砥の粉の茶、松煙墨の黒で彩色されている。 現在の面は昭和35年製で、以前の面は船引町歴史民俗資料館に収蔵してあるとか。 人形は右手にナギナタ、左の腰に刀をはさんだ姿となっている。 |
なかなか興味深く、現在まで続いていることからも篤い信仰を感じる。
こういうものを大切に受けつぐことは大切だと思う。
さて、滝桜はというと、もう3時を過ぎるというのに大型観光バスが駐車場に溢れ、上野公園の花見客を思わせる大変な人出だ。
観光客の群れに混ざって大分歩かされると、めざす滝桜が目に入った。
さすがに素晴らしい枝振りで、花が咲いておらずとも一見の価値がある。 紅枝垂桜ということで、蕾も赤みが強い。咲けば如何に美しいかは容易に想像がつく。 あ〜残念、と思うが、こればっかりは仕方ない。蕾を見て心眼で満開の桜を見る・・・。 |