南高尾山稜   2009年2月22日

コース:   
高尾山口駅〜四辻〜草戸山〜城山湖〜草戸山〜四辻〜金比羅山〜JR高尾駅


ずっと歩いていないので気晴らしと足慣らしにと、iさんと一緒に南高尾を歩くことになる。私は初めてだが、普段から皆さんがよく歩いているコースである。
高尾山口で待ち合わせ、早速道路を渡り、標識に従って民家の間をす〜っと入っていくと、そのうちに山へ導かれる。
少し登っていくと稜線に出合(四辻)。花粉対策のマスクのせいか、いきなり息が上がる。

「四辻」

ここから静かな山の中を歩いていくが、視界もよく、明るい林は気持ちが良い。アップダウンを繰り返し、どんどん南下していく。

標識はしっかりしており、登山者の書き込みも多い。
送電線の支柱で位置を確認しつつ、思いの他厳しいアップダウンに音を上げてマスクを取ったりつけたり忙しい。

そのうち右手に高尾山がみえてくる。ケーブルかリフトか、1本の線が斜面を上がっていて、その先が薬王院のようだ。
この角度から見るのは興味深い。

急ぐわけでもなし、ちょうどベンチもあるので、早速コーヒーブレイク。向こうの斜面の杉は真っ赤だ。

だんだん人が登ってくるようになるが、確かに静かな山歩きが楽しめるコースだ。
結構良いトレーニングだなあと思っていると、ようやく開けた場所に出て、人造湖(城山湖)が見えるところが松見平休憩所。(草戸山)

時間は早いので、湖畔の休憩所でお昼ということにして、一周すべく湖に向かって降りようとすると、分岐に標識と「土砂崩れで通行止め」のロープが張ってある。
どうしようか思案していると、ちょうど上がって来る人がいるので尋ねると、
「全然問題ない。お役所のすることだから・・・。」とのこと。

なるほど、と思い、そこからは「自己責任」で湖の方へ降りることにする。なぜか沢山の人が上がってい来る。犬連れもいる。
もう山道ではなく、更に進めば広い舗装道路に出て、その先には広場があるようだ。車も沢山停めてある。

周りは犬連ればかり。どうやらここは車を停めての格好の散歩コースらしい。
我々は湖畔を目指して車道を上がっていくと、金比羅神社がある。見晴らしもよいので一応お参りする。
高層ビル群がみえるが、あれは橋本方面か。

回り込むとゲートがあり、開門・閉門時間が載っている。沢山の人が(ほぼ全て犬連れ)入っていく。その先がダムになっており、コンクリートの上を歩くが、ベンチもある。

ダムの上を渡り切ると何とまた柵があって、通行止めになっている。これでは一周できない。
ところが、これまた向こうから歩いてきた人がいるのを見ると、どうやらまたしても「自己責任」のようだ。

良い子のみんなは真似しないでね、ということで、背中のザックを放り投げ(?)忍者の如く・・・し、無事休憩所へ。ここでお昼にする。
湖を眺めながらの東屋は有難い。ここは本当に手ごろで良いコースだ。
iさんとも旅行から美術まで、様々な話に花が咲き、随分楽しんだ感じなのにたった25分しか過ぎていないのに驚く。
これにてランチ終了、また登り返して山道。草戸山まで戻って、ここからは往路を戻る。
一度歩いたせいか、あっというまに四辻へ。

今度は直進し、高尾駅まで稜線を行くことになる。そろそろなまった体(足)が悲鳴を上げ始める。ああ、何と情けない・・・。

このコース上には何故か金比羅さんが沢山あり、高尾駅に近づいてくるとまた金比羅さんが待っている。階段をえっちらおっちら登って、境内を通り抜ける。
やっと住宅の裏庭を縫って歩く感じになり、駅が近づく。子供の遊び場にはちょうど良さそうな環境だ。
最後は目の前がぐっと開けて、車道に飛び出す。あとは高尾駅まで、もう少し。

思いの外しっかりしたトレーニングになったが、まだ午後早い時間なのが何より。
最後に駅前でコーヒーを楽しみ、電車に乗った。
北高尾もアップダウンがきついが、南は景色がいいのはポイント高し。
それにしても高尾山の懐の広さにはいつもながら敬服する。
また歩いてみよう。


戻る 山一覧へ