高尾山   2009年8月15日

コース:琵琶滝〜2号路〜3号路〜山頂〜一丁平〜巻き道〜日陰沢林道


山仲間でお盆休みにどこか、となれば近場の高尾山。今回も6号路から上がろうと思ったが、何となく琵琶滝につられて階段を上がって2号路→3号路にはいってしまった。今回は久しぶりなので、極力楽に。というわけで、ひたすら巻き道を選んで歩くことにする。
2号路は樹林帯の中を水平に歩く静かな道。3号路も静かな林の中。喧騒とは別世界が広がっており、人も少ない。

5号路に入ろうとすると「崩壊地あり」でロープが張られ、入れない。まあ歩けるだろうなとは思うが、流石に無視するのも、と諦めて階段を喘ぎながら登ってあとは一丁平をめざす。

今日は朝からずっと玉紫陽花が綺麗だ。あと目立つのはハグロソウ。あかんべ〜をしているようなユーモラスな花だ。

高尾山にはルートが縦横に走り、また標識も多い。それゆえに、実は確認しないで大体で歩いているので、自分が今何号路を歩いているかは余り意識がない。
あとから地図を見てなるほどと思ったりするのだが、そこはホームグラウンドということで・・・。

明るい開けたコースになると花が増える。
一丁平へ向かうにもギリギリまで巻き道をと思ったら、主稜線の階段脇にユリがあって、それにつられて直進する。
昔はヤマユリがあちこちにさいて遠くでも香ったものだが、少なくとも見える範囲には今はない。
ここまでで見られた花は、オカトラノオやホトトギス、ヒヨドリソウ、キンミズヒキなど。ノコンギク?も咲いている。

ゆっくり早めのお昼を楽しみ、久しぶりにおしゃべりに花が咲いて、あとは日陰沢を下り、高尾で「暑気払い」と決定。

日陰沢に入るともうシャジン(ツリガネニンジン)が咲いていて秋を思わせる。ジイソブかバアソブか、蕾がふくらんでいるものの、まだ早い。
真っ白なハグロソウにも出会うが、綺麗なカワセミのような輝きのアゲハ(*カラスアゲハらしい・・・。)が悠然と舞っていたのには蝶が嫌いな私も思わず見とれるほど。
高尾は鳥や蝶にも楽園なのだろう。

林道を下ると流石に夏休み、日陰沢園地ではテントを張ってバーベキューをしている。賑やかだ。
春はこの辺りがタカオスミレで溢れていたのに。真夏でも割りに涼しいコースを選んだせいか、汗はかいたものの、久しぶりにいい運動をして、そのあとの「暑気払い」で盛り上がった。
楽しい夏休みを実感。

*本日の花*
・タマアジサイ、ノブキ、ハグロソウ、マツカゼソウ、オカトラノオ、タカトウダイ、ボタンヅル、ガンクビソウ、ナガバノコウヤボウキ、ヤブミョウガ、ゲンノショウコ、キバナアキギリ、コオニユリ、キツネノカミソリ(日陰沢)、ヤマホトトギス、ミズヒキ、キンミズヒキ、アキノタムラソウ、ヤブラン、ツリガネニンジン、ソバナ、コマツナギなど。
目ぼしい花が無かったなあと思っても名前を挙げればこれだけある、ということは、流石、花の百名山。

そうそう、キノコも沢山。真っ白なキノコがよく目立った。

珍しいキヌガサタケ(キノコ・高級食材!)
キヌガサタタケ
ハグロソウ
ハグロソウ
ハグロソウの白花
ハグロソウ(白花)
オカトラノオ
オカトラノオ
ヤマホトトギス
ヤマホトトギス
ボタンヅル
ボタンヅル

カノコユリ
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
ソバナ
ソバナ
キツネノカミソリ
キツネノカミソリ


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