高川山   2007年2月17日

コース:
初狩駅9:00〜9:25登山口(新道)9:30〜女坂分岐〜10:35高川山11:20〜12:49峯山(584m)〜13:07(512m)三角点13:15〜13:50むすび山(463m)13:57〜14:15大月駅


今日は人気の高川山へ。高尾駅に集合し、初狩駅で降りる。
天気はまずまず。夕方から雨という予報ながら、風もなく穏やかだ。気心の知れた8人で大展望を期待して歩き始める。

登山口近くまで乗用車が入れるようで、山には不釣合いな高級車が停めてある。
しばらくすると標識が現れ、沢コースを見送って斜面を登っていく新道(男坂・女坂)になる。伐採と整地をしているのか、ブルドーザーの音が賑やかだ。
急登で少し汗ばむ頃、男坂と女坂の分岐に出る。体温調節をして迷わず女坂へ。

少し傾斜が緩やかになるが、途中で息が上がってきたので休憩にする。頂いたリンゴやおまんじゅうで生き返る。


ワンちゃん
一部ザレたところがあるものの、左へ折れると僅かで男坂コースと合流し、岩が現れてロープを張った斜面をトラバースすれば待望の山頂だ。

気温が高めなのか、接近中の低気圧ためか、富士山は霞んでいるのはちょっと残念。
とはいえ何とか確認できる。大きくて綺麗だが、やはりこの時期にしては雪が少な目か。
そういえば、どこかで読んだ気がするが、ワンちゃんがお出迎え。ちょっと小さくて可愛いが、お昼のおねだりをしているようだ。登山者が登ってくるたびに走っていって顔を覗いている。
首輪をしているので飼い犬のようだ。

まだ10時半と早いが、お弁当を持って降りても仕方ないので一応お昼とする。先客の団体もいるし、またどんどん登ってくるのは人気の山ならでは。

今週は全然体を動かさなかったので、急登が続くとバテ気味だったものの、駅から90分というこの手軽さ!
コーヒーを飲みながら、楽しい時を過ごす。

5分したら出発しようか、と仕度をしつつ、そういえば、初狩在住のOさんは地元にこんないい山があって羨ましいね、と噂をしていると、後ろで「あら!!」の声。
何とミカン片手にそのOさんご登場。先週は歩き足らなかったので、と登ってきたという。みんなの顔を見て驚いていた。

Oさんに見送られ、手を振りながら下山にかかる。霜が解けてちょっと滑りやすい坂道にひやりとする。

新しい地図では花咲トンネルの上を通って延びる尾根を大月まで歩くコースが実線になっているというので、そこを歩いてみようということになる。


霞んだ富士山
降り始めは結構急で、足元も滑るので気が抜けない。ジグザグに降りていって鞍部に出るとほっとする。
しばらく行くと別のグループに追いついてしまい、道を譲られて先を行く。落ち葉がカサカサと音を立てる。
伐採したり枝打ちしたりで明るい尾根だ。標識もしっかりしている。

禾生や田野倉への道を見送って細い尾根を歩いて行く。地形図でも破線が入っている。584m、512m、463mの地点を結ぶ尾根線に沿ったコースらしい。
Oさんも、そのコースは細かいアップダウンが沢山あるよ、と教えてくれた。
確かに、大したことはないが結構凹凸のあるルートのようだ。

そういえば標識にP11などと書かれているのに気付く。この数字はどんどん減っていくので、ピークの数のようだが、何の表示もない小さなピークばかりである。

松枯れのせいで沢山の赤松が伐採されてそのままになっているので、展望はよい。標高が下がっていくので下界の音がどんどん聞こえ始める。
確かに他の下山路と比べるとかなり長いようだが、田野倉から富士急に乗ったり、車道を延々歩くより遥かに良いコースと言えよう。
このコースも七ヶ岳ほどではないが、「尻尾までアンコの詰まったたい焼き」だ。

それもどんどん標高を下げて、「むすび山」ってどれ?と言いながら歩いて行くととうとうP1になるが、その次がむすび山のようだ。


むすび山
やっとベンチや標識のある小高い丘という感じの「むすび山」に到着。いろいろ由縁のある場所のようだ。ここで最後の休憩をして、あとは民家の庭先に降り、車道を歩いて大月駅に向かう。

今日はまさに駅から駅まで歩いてつなぐ山行だったが、下りのコースが充実していて、歩き応えがあった。
メンバーにも恵まれて楽しい一日だった。2時過ぎに列車に乗れるのも嬉しい。
また富士山を求めて来てみたい。



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