高畑山   2012年11月25日

宮ヶ瀬ダム駐車場9:20〜9:40登山口〜10:35御殿森ノ頭10:55〜11:30高畑山分岐〜11:35高畑山12:45〜13:20御殿森ノ頭〜14:00登山口〜14:17宮ヶ瀬ダム駐車場


三連休も雨が続き、最終日にようやく晴れた。久しぶりに車を出して、宮ヶ瀬ダムから丹沢山への途中にある高畑山766mに登る。
幸い一般道を行くため渋滞もなく、順調に到着、まだ車も少ない駐車場に入れて、ゆっくり歩き出す。流石にここは空気が冷たい。トンネルを抜けてバス停を通過し、宮ヶ瀬北原の交差点で右に折れるとすぐに登山口の標識がある。

ここは、2006年に丹沢方面から下山したルート。高畑山は巻いて行ったので、山頂は初めてとなる。

登山口

登山届のボックスには既に数枚の用紙が入っているところを見ると、今日も先行者がいるのだろううか。「熊が出ました」という表示に慌ててベルを取り出し、鳴らしながら登り始める。

すぐに気持ちの良い雑木林となり、明るいなだらかなルートは紅葉が始まって美しい。前後に人の声もなく、静かだ。今日は短いコースなので急ぐ必要もなく、ゆっくり写真を撮りながら進むと鹿除けのネットや金網の入り口が目に入るが、入口は壊れ、しかも開けたまま。コースと並行して下にも稜線にも長い鹿網が張り巡らされているので、コース上には柵がもう必要ないということだろうか。

巨木が目に入ると、御殿森ノ頭の標識がある。折角なので登り返し、なかなかの展望を楽しみつつお茶の時間にする。

御殿ノ森からの展望

ダムが四方に腕を伸ばしているので、その末端が目に入る。見下ろせばもう紅葉の錦。秋も深まったことを実感する。

さてまたコースに戻って歩き始めるが、単独行の欧米人の若い女性とすれ違う。日本語は達者だったが、熊よけのベルも鳴らさず一人とはちょっと心配だ。
落ち葉が散り敷いて小石が気になるものの、時折の痩せ尾根や細く崩れそうなトラバースを除けば鼻歌交じりで歩ける気持ちの良いコースだ。お天気が良いのも幸いし、どんどん進むと植林の暗い森に入る。
その中をまた少し登り、ぐるっと回りこむと明るく開けた高畑山への分岐が現れる。

登っていくと枯れ草が少し煩いが、これはテンニンソウだとか。すぐになだらかになって、思いのほか開けた山頂には広いテーブルもあって、お昼を広げるにはもってこい。しかも、唐松が美しい。
時折降ってくる黄金色の針(唐松の葉)には閉口するものの、静かで手頃な山に大満足。

山頂

そのうちに、丹沢山方面からの下山者がどんどん到着し、結構賑やかになる。連休の最終日だけあって、山小屋も混雑していたそうだ。
今度は是非、丹沢山方面に縦走したいねと話しつつ、冷えてきたのでザックを片付け、下山開始。明るい林と展望を楽しみつつ、あっという間に降りてしまった。

実はこの後のお楽しみのためにこの山を選んだのだ。そう、宮ヶ瀬ダムの巨大クリスマスツリー。昨日から始まったそうで、夕刻からではとても駐車場に入れないだろうが、朝からなら文句なし、という算段だ。
戻ってみると、まだ3時前なのにかなり車が増え、お店も賑わっている。ツリーの点灯は5時ということで、寒いために車の中でお茶をしながら時間をつぶし、4時半過ぎに外へ出て、暖かいものを食べたりしながらイルミネーションを楽しんだ。

*クリスマス・ツリーはブログでどうぞ。*


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