気兼ねなく練習するために 2017/01/30 更新
ピアノを続ける上で大きな障害となるのが音の問題です。自宅での練習環境を確保するため、あるいは場所を借りて練習するなどの様々な手段・対策が考えられます。
特に、防音に関しては既にネット上の様々なサイトで詳しく紹介されていますので、ここでは項目を列挙する程度にとどめます。
なお、ここでは、生のピアノを使う場合を想定し、電子楽器やキーボードについては触れていません。
- 防音対策編
*全般的には、ヤマハの防音対策サイトを参考になさってください。
- 防音室を作る。
<室内にユニットを置く方法>
・ヤマハ アビテックス・・・『単に音を遮るだけではなく、美しい音が心地よくきこえる「音の環境づくりをめざしています』だそうです。
・カワイ 防音ユニット・・・音大生向けと銘打って発表されています。
・建築業者で防音室を手がけているところも沢山あります。「ピアノ 防音ユニット」などで検索してみて下さい。
また、防音ユニットは中古品がオークション等にも多数出回っているようです。
<新築・改築時に音楽専用室を作る>
開口部の扱い(エアコンの穴も。)や床材、防振などの点が防音効果を高めるポイントになります。
施工例の多い設計事務所を選ぶ必要がありそうです。
- ピアノに消音装置を付ける。
<サイレント機構をつける>
・ヤマハ:サイレント機能を後付けすることもできます。
・コルグの消音ユニット・・・グランドにはつけられないようです。他社製品にも取り付け可。
<楽器に防音パネルをつける>
・アップライトでは背面、グランドでは下側に防音パネルを取り付ける方法です。
比較的安価であることと、それなりの効果があること、着脱が楽なことなどがメリットです。
参考HP:ガッキコムの「ピアノ防音&耐震グッズ」、TERA STUDIO 「ピアノの防音」など。
- 手軽な防音対策編
・グランドの場合、譜面台を引き抜き、蓋を全部閉める。その上に譜面台を置いて使う。(音は随分小さくなります。)
・厚手のカーテンに変える。
・フローリングの場合は絨毯を敷く。
・普段から近隣の人と仲良く付き合う。弾く人の顔が浮かぶ関係になっておくこと。
- ピアノを借りて練習するなら
- 時間借りする。
音楽教室や音楽スタジオでは、開いている時間帯なら時間貸しをしています。
また、公共の施設にも音楽練習室があって、アップライト主体ですが、貸しています。
HPなどで調べてみてください。。
問題は、予約がとりにくいこと、思い立ってすぐに、とはいかなことです。
・その他貸しスタジオ・ホールは沢山あります・・・。
SOUND STUDIO NOAH など。ヤマハのグランドなら1時間 1,500円前後から。
- ホールのピアノを弾く
ホールなどのピアノを練習のために借りることもできます。
コンクールや発表会、フル・コンサート・ピアノに慣れるためなどに利用できます。
名の知れたホールでも、午前中などは格安で借りられます。検索してみてください。
- もっと身近で探すには
友人・知人などに尋ねてみて下さい。実は沢山のお宅にピアノがあるはずです。
長年使っていないピアノでは、まず調律が必要ですが、たとえばその費用を折半するなどして
借りることができるかもしれません。
(ちなみに、調律費用はグランドで2万円前後。)
近くに音楽教室やスタジオがないなどの場合には真剣に考えてみてはどうでしょうか。
私も、一時期借りて練習したことがあります。(バレエ教室などにもピアノが置いてありますし。)
本当にピアノが無くて困っている場合には、この手段も考えてみて下さい。
戻る