生藤山   2012年9月15日

石楯尾神社〜登山口9:00〜10:35佐野川峠〜11:30三国山12:20〜生藤山〜15:00和田峠15:10〜陣馬高原下16:00


そろそろトレーニングを再開しなければ、と生藤山から和田峠まで歩くことにする。
荷物は軽めながら、距離的にはまずまずのコースである。上野原からバスで石楯尾(いわたてお)神社下車。(ここで思わぬ拾いものをしたため、ずっと持って歩くことになった。)
高尾方面の溢れるほどの人波や、陣馬山方面へ進出中の山ガール達とも無縁?の静かな山歩きとなる。

このコースは以前歩いたことがあるが、イカリソウが綺麗だったからGWの頃だったろうか。今はかなり生い茂って道を覆わんばかりだが、かき分けるほどでもなく、道ははっきりしている。
嬉しいことに、意外と花の種類も多く、毎度のことながら、カメラを向けながらゆっくり歩いて行く。

マツカゼソウ、シモバシラ、キバナアキギリ、ツリフネソウ、ジャコウソウ、ツリガネニンジン、ツルリンドウ、ノササゲ、カラスノゴマ、オクモミジハグマ、アキノタムラソウ、ヤマハッカ、ガンクビソウ、ジイソブ(ツルニンジン)、センボンヤリ(閉鎖花)など枚挙にいとまがない。
佐野川峠に出ると稜線伝いとなり、風が抜けて涼しい。しっかりかいた汗を風が乾かしてくれる。見慣れた甘草水を過ぎて、三国山山頂のベンチでお昼にする。他に2、3組の登山者がいるが、静かだ。
ここからは稜線伝いに和田峠まで歩くが、初めてのピークもないので全員一致で巻き道を進むことになる。

歩いて行くとすれ違うのはランナーばかり。ところが、この巻き道、予想外に細く、しかも小石が多くて滑る。お昼を食べて注意力も散漫になる頃、ズルッと滑ったと思ったら、な、なんと私が『滑落』?!
・・・といっても大したことはなかったのだが、立ちあがろうとしたら足場が悪くてそのまま滑り始め、頭上の枝を掴んですぐ下の大木の幹で停まったという次第。怪我をするような岩場でもなく、絶壁でもなく、 回転した訳でもなくおよそ3〜4mほど緩やかに滑っただけ。

それでもあれれ、という感じで柔らかい滑る斜面に足を取られ、滑った自分に驚いた。やはり、アップダウンを嫌がらずに踏み固められた稜線歩きをすべきだったかも。
その後も懲りずに巻き道を進んだのだが、最後まで滑りやすく、とても細いので神経を使った。この巻き道は意外と危険。
花はあまりなく、カシワバハグマが少し、だろうか。

気を抜かずに歩けば、まあ私達には問題なく、途中で落し物の持ち主とも連絡がついて、ほっとするうちに和田峠に着いた。
ここで出会ったのはマウンテンバイクの中高年男性集団。そう言えば、山中でもバイクを担いだ若者に出会ったが、一体どこをバイクで走るのか不思議だ・・・。
峠でサイダーを飲み、バス停に向かって車道をのんびり下った。

今日はお昼を除けば大休止もなく、結構しっかり歩いた。お花も多く、楽しい山行だった。

お花の画像はブログでどうぞ!


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