◇基本情報◇
松山市から:いよてつ横河原(よこがわら)線+タクシーです。
@最寄は、見奈良(みなら)駅。駅すぐそばに見奈良タクシー(2台位?)089-964-3647
Aガイド本に掲載されていたのは、横河原駅よりタクシー。川上タクシー 089-966-2035 など。(*(横河原駅構内にタクシー4社の電話番号掲載あり。)
料金は3〜4000円。(横河原から風穴まで中型で行く場合と、小型で見奈良から水の元までの場合の違いです。)
駐車スペース:水の元・・10台程度、風穴(かざあな)・・広大な駐車場あり。双方にトイレあり。
四国の花の山は、と検索していてヒットしたのがこの皿ヶ嶺。ガイド本にもなかなか載っておらず、コースやアクセスなど迷うことも多かったが、図書館で見た「四国百名山」も参考にした。
我々は前日伊予西条で泊り、さて西条から松山までどう移動しようか迷った。
というのも、JRだと鈍行で110分(1580円)、特急だと1時間(2730円)だが、それぞれ1時間に1本しかない。せとうちバスの「特急バス」(新居浜〜松山間、西条〜松山は1400円。)が1時間に2本程出ているが、果たして渋滞するとどうなるか、と最後まで迷った。
前日駅前でタクシーの運転手に聞くと、「バスなんてとんでもない。何時に着くか判らないよ。」という。が、朝ホテルから西条駅までタクシーを呼び、運転手に尋ねると「大丈夫ですよ。高速を走るのではなく下を走っていますから。」という。
さらに、どうやらこのバスは途中で横河原を通るらしい。ここで降りれば時間もお金も節約できて一石二鳥。
果たして定刻に立派なバスが現れ、運転手に尋ねると横河原駅を通るとのこと。渋滞もなくスイスイ走って、目的地で下車。徒歩数分で駅に着いた。ラッキー!
問題は、駅にロッカーが無いこと。仕方なく、重たい荷物を全部背負って皿ヶ嶺の「水の元」へ。呼んだタクシーは「水の元」を知らず、「そうめん流しの」でようやく通じる。(ネットで知った。)
山道に入り比較的よい道をぐんぐん上がっていくと、水の元。多少の駐車スペースがあり、トイレも。今日は花が沢山出迎えてくれるはず。
期待が高まる。
今日は敢えて山頂を目指さず、気になる花があれば心ゆくまで味わって、写真も撮り放題で楽しむつもり。一歩踏み出したとたんに沢山の花。流石!
あっちへふらふら、こっちへふらふら、横道に逸れたり周回したりと複数のルートを歩きまわる。本当に気持ちの良い山だ。
ハシリドコロの斜面
十字峠へ
竜神平
そうこうするうちに、時間切れで今日は十字峠まで行き、竜神平を経由して戻る。初日も大収穫。
2日目は駅に荷物を預け、かなり軽いザックで再び皿ヶ嶺へ。今日は風穴から。それに、一応山頂も踏んでこないと。
今日はさっさと歩いて十字峠あたりまで上がると、一気に花が消える。見晴らしも良く歩きやすいが、笹が目立つ。何かないかなと探しながらもどんどん平坦な道を進むと山頂。
沢山の人が休憩中で、我々も大休止、お昼にする。よい天気だ。
何となく聞き耳を立てると、向こうの男性のグループが地図を開いて解説している。どうやらお詳しそうだ。ということで声をかけ、見たい花の場所やコースなどあれこれ尋ねると、実に親切に教えて下さる。
さらには東温アルプスの地図まで頂き、大感激。地元の方に愛され守られている山だとよく分かる。
先に出発されるところを見送り、私達はしばし休憩後、期待を胸に下山開始。さっき教えて頂いた場所で、無事に花を見つけられるだろうか・・・。
頭の中で復唱しつつ歩くが、だんだん記憶が怪しくなる。階段をず〜っと降りて、水の元への道に入るが、探す花に巡り合えず。残念、と思ってい歩いていると、何と向こうから先ほどの男性のグループが戻ってきて、
「さっきの東京の人だね。どう、花は見つかった?」
「いえ、あの、それが・・」と言うと、何と一緒に戻って「ここ!」と教えて下さるではないか。更に、「この先の○○に△が咲いているよ」と再度教えて頂き、
ようやく咲き始めた、お目当ての花にも無事出会えた。その他の花の解説もして頂き、もっと来る前に予習すべきだったと反省。
でも、最後に素晴らしい花を見られたので、もう大満足。足取りも軽く水の元へ戻る。
◇皿ヶ嶺で見た花◇(*盗掘の恐れのある花は敢えて書きません、ご了承ください。)
★比較的容易に見られる花
コガネネコノメ、ワチガイソウ、ハシリドコロ、ヤマルリソウ、ジロボウエンゴサク、フタバアオイ、エイザンスミレ、シコクスミレ、
イチリンソウ、フタバアオイ、クロフネサイシン、エンレイソウ、ハルトラノオ、ミヤマカタバミ、ヤマブキソウ、タニギキョウ、ショウジョウバカマ、(まだ蕾ながら)ヤマシャクヤク、ユキザサ(まだ蕾)など。
★注意すれば多分見られる花
アワコバイモ、シコクチャルメルソウ、オオチャルメルソウ、サイゴクサバノオ、ルイヨウボタンなど。
★コースによっては容易に見られる花
フデリンドウ、シロバナネコノメソウ、ヤマウツボなど。
ワチガイソウとコガネネコノメ
シコクスミレ
ヤマシャクヤク
クロフネサイシン
ヤマルリソウ
イチリンソウ
画像はブログ(*4回に分かれています)
|