三本槍岳   2007年10月13日

コース:
Mt.ジーンズ・スキー場[展望ロープウェイ]10:18〜中の大倉尾根〜11:30昼食11:50〜12:30三本槍岳12:45〜中の大倉尾根〜14:25[ロープウェイ駅]


およそ半年振りの山の会への参加は、紅葉を求めて那須の三本槍岳へ。日帰りで那須まで行けるのは有難い。
久しぶりに5時に起きて、まだ外が暗いことに驚きながら、駅へ向かって歩き出す。

待ち合わせ場所では久方ぶりの再会を喜び、マイクロバスに乗り込む。
今回は、那須ロープウェイではなく、季節運行のマウントジーンズスキー場の展望ロープウェイを利用して往復4時間ほどで三本槍まで行けるという。スキー場の広い駐車場にバスを停め、リフトに向かう。

歩き始めはウッドチップを敷き詰めた足に優しい広い道。スキー場のリフト間の連絡通路になるようだ。

しばらくなだらかな道が続き、まずは真っ赤なツタがお出迎え。
頭上の青空と共に紅葉にも展望にも期待が膨らむ。

背の高い笹にまだ視界は遮られているが、紅葉も黄葉もいい感じで、秋の深まりを実感。

中の大倉尾根をまっすぐに進んでいくと左手にまず尖った旭岳が姿を現す。
山肌も真っ赤で、一斉に足が止まって撮影タイム。

絨毯のような笹の緑とのコントラストも美しい。

足元は新しく敷き詰めた砂利を針金のネットで抑えてあるような道。登山者が多くて修復しているのだろうか。

斜度はだんだん上がって、意外とハイペースなので歩くのも余裕がないものの、立ち止まっては何度もレンズに収めたくなる風景だ。

1時間ほど登ったところで短いランチタイム。個人山行に慣れてしまったせいで、ゆっくり場所を確保し、ポットのお湯でコーヒーを入れて・・・と、いつものペースでもたもたしていると、あっという間の20分。
もうリーダーはザックを背負っている。

慌てて片付け、岩の多い道をどっこいしょと登っていくと清水平への分岐となり、しばらく平坦な道を進んで、それから三本槍への登り返しになる。

思ったほどでもなく頂上に到着。一等三角点が鎮座している。

目の前には、流石山・三倉山。みんなはこの夏、あの稜線を歩いてお花を楽しんだのだ。・・・是非またの機会に。

少し風が冷たくなって1枚羽織り、下山となる。
近ツリや読売などの団体がどんどん登ってくる。

ここからの眺めもまさに紅葉の錦織。素晴らしい眺めだが、実は足元がえぐれ、石車もあって、下りは怖い。

ここも道を整備するらしく、スタッフがメジャーを延ばして測量中。

向こうには噴煙を上げる茶臼岳も姿を現す。向こうのロープウェイは大混雑だろうな。

同じ道を帰るものの、光線も変ってまた紅葉が一段と美しい。
時間もあるし、またカメラを取り出す。

楽々コースで秋の一日を堪能できる、お得なコースだ。
ただし、季節運行なので要注意。でも、乗り遅れても北温泉に下ればよいだけの話。

おいしい空気を胸一杯に吸い込んで、足元の砂利道を気にしながら、またお喋りの花を咲かせつつ、ロープウェイに乗り込んだ。



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