山陰の旅2008 part2   2008年3月

コース:
米子空港→松江→出雲→足立美術館→皆生温泉
鳥取砂丘→浦富海岸→餘部鉄橋→城崎温泉
天橋立→姫路城→神戸空港→羽田


さて、城崎温泉のお宿は某有名旅館の別館。どんなお部屋かな・・・。

おお、と声を上げるほどの広さ。いったい何畳あるのだろう。こんな純和風のゆったりしたお部屋に泊まったのは久しぶり・・・というより初めて?
見下ろせば、宿泊客が通りをぞろぞろ。

城崎温泉の外湯は7つ。宿泊客は、宿においてある小さな切符を貰い、宿の名入りのゲタ・浴衣・タオルなどがあれば、ただで入れる仕組み。
それぞれ建物や内容に個性があるが、本日の休館が1軒ずつあるので、最低2日は必要だ。
私たちは2つか3つ、ということで、「まんだら湯」、「御所の湯」、「鴻の湯」を回ることにする。
(夜の「御所の湯」)
せっかくなので浴衣に着替え、宿のタオルを持って下駄履きで外へ出ると、たくさんの人が外湯めぐりをしている。

どこのお風呂にもきびきびした下足番がいて、脱ぐそばから手際よく宿ごとにゲタを並べていく。
多分循環式だろうが、人数が凄い割には綺麗かもしれないものの、私が思い出したのはいつもの山旅でのお風呂タイム。
せっかく名だたる温泉地に来たのだから、という期待は裏切られ、もう脱衣所も、押し合いへしあい。洗い場も推して知るべし。

とにかく最後の鴻の湯を回って城崎の雰囲気は楽しんだ。

折角なので、おいしい夕飯の後に、暗くなった温泉街を歩いてみる。よく写真で見る柳の町並みは、きっと早朝にでも撮ったのだろう。
いつもは泊り客と観光客で溢れている。やはりカニの時期が一番だそうで、3月末からGW前までが狙い目らしい。確かにカニはおいしかった。

さて最終日は天橋立から。私にとっては敗者復活戦である。(山の帰りに渋滞のせいで諦めた。)


今回は歩いて渡ることにする。ケーブル組と別れ、文殊堂(臨済宗妙心寺派の智恩寺)から歩き始める。
この文殊堂は日本三文殊の1つだそうで、しっかりお参り。それから橋(廻旋橋)を渡って天橋立へ。松並木に白浜の一本道がつづくが、平坦で、長さの割にはどんどん歩ける。


名水という磯清水は何でも工事中とかで飲めず、あとはなんとなく歩いているうちに対岸へ着いてしまった。
ケーブル乗り場の方へ向かって歩いていると、声高いさえずりが。
どこかな?と見上げると、民家の屋根に見慣れぬカラフルな鳥が嬉しそうに鳴いている。
あ、図鑑で見たことがある・・・イソヒヨドリだ。大きさもヒヨドリと同じくらいだが、まあ綺麗なこと。
(イソヒヨドリ)   
集合場所である籠(この)神社の境内に到着。今度は丹後一ノ宮だそうで、しっかりお参り。
有難い、珍しいお守りが各種そろっているので、「昇り竜」と「亀」のお守りなどを購入。海に縁があるせいか、亀に乗った銅像があるのだが、亀の口先をみんなが撫でるらしくてピカピカだ。
股覗きはまたの機会にして、数件しかないお店屋さんを冷やかして、黒豆(国産かどうかはしっかり確認!)○○をいくつか購入。
締めは黒豆ソフト。おいしかった。

残るは一気に南下して姫路城のみ。ちょっと煩いバスガイドさんの話を子守唄にしばしお昼寝タイム。

さあ着いた姫路城。白鷺城の名の通りの素晴らしいお城だ。世界遺産のためか外国人も多い。
が、確かに天守閣までは時間がかかりそうだ。広大な敷地の彼方に天守閣が聳えている。

本当に「絵になる」お城だ。
事実、TVや映画の撮影で使われているそうで、白壁の向こうの天守閣、趣のある石段など、ついついカメラを向けてしまう。

今回一番写真を撮ったのは姫路城。そうそう、「播州(番町)皿屋敷」のお菊の井戸もある。

高い壁に囲まれて石段をあがっていると、一瞬江戸時代にタイムスリップ。
そして、天守閣からの眺めも最高だ。

大満足で締めくくって、バスは一路、神戸空港へ。
綺麗な空港を後に、羽田へ向かった。

久しぶりの純観光旅行も、無事終了。おいしいものもたくさん食べて、少しエネルギー充電ができた感じ。
Yさん、ご同行ありがとう。楽しい旅でした。


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