コース:
坂戸山:薬師尾根ピストン
六万騎山:地蔵尊ルート、ピストン
今年の豪雪が気になり、HPの坂戸山ライブカメラでもかなり白くみえたので、少し心配する。念のためサングラスも持参。 ICを降りると、もう目の前に何となく見慣れた坂戸山が立っている。 早速前回バスを停めた登山口までいってみると、まだ深い雪に覆われて、停めるどころではない。この冬は豪雪とは言え、目の前の雪にはびっくり。随分景色が違って見える。 |
キクザキ・イチゲ | 尾根道の薬師尾根ルートのみを使うように地元の指示があったそうで、ルート上の雪は問題ないとか。 尾根に出ると、桜が満開、早速春の花がお出迎え。地元の方がところどころでお花見している。 雪が溶けたばかりの斜面を、結構強い日差しに焼かれながら上がっていくと、早速暑くて水のボトルに手が伸びる。 随所にかわいい石仏があって、千手観音などが迎えてくれる。 |
連休初日とあってか、沢山の人が登っている。坂戸山遊歩道とあるように、よく整備されているが、やっぱり急傾斜はきつい。 段差に悩まされながらも登っていくとこんどはイワウチワが沢山。ショウジョウバカマもちらほら。たまにイワナシの花とカタクリ。 やっぱり花の山だ。みんなカメラを向ける。イワウチワはずっと途切れなく咲いているようになり、標高も稼いでいく。 | イワウチワ |
辛くなったら振り返ればよい。まだまだ田んぼにも雪が残っており、向こう側の山並みもまだまだ真っ白。素晴らしい景色が望める。 上から降りてくる人に、七合目にカモシカがいると教えられるものの、近くなった頃、降りてくる人に「さっきまで7合目にいたんだけど・・・。」と知らされる。まあ、カモシカもそんなに暇ではないだろうし。 時折、スミレもさいているが、小さい花で、よく分からない。また、2,3箇所は雪田が登山道(いや、遊歩道!)を覆っているが、問題はない。 今日も大人数なので、9合目を過ぎると、鎖場で渋滞中。これ幸いと休憩、休憩。『自主休憩』+カメラストップの末に、結局最後尾となっている。 |
どうやら、大地震と豪雪とでルートが崩れ、補修したり付け替えたりしたらしく、地元のご苦労を思う。 それでも最後に短い鎖場を通過すれば、もうさっきから見えている、お堂のある山頂になる。ここで昼食タイム。 絶景を楽しみつつ、前回よりはバテなかったが、やっぱり今日もきつかったな、と思う。相性はイマイチか。 お堂の隅に見事なユキワリソウ(ミスミソウ)。 |
下りもやっぱり鎖場で大渋滞するも、以降はどんどん進んで、あっという間に先ほどの桜並木に至る。雪山とのコントラストが綺麗だ。 のどかな散歩道という風情で道路に合流する。途中の斜面にはカタクリの群落。きっと、本当はどこにでも見られる花なのだろう。 暑さで、みんな「ビ〜ル!」と叫んでいるが、もう一山あるので、しばらくはお預け。今度は少し先の六万騎(ろくまんき)山へ。 川沿いに走れば、連山の左端の可愛らしい山がそれと知れる。 |
カタクリが所狭しと咲き競い、地味だがミチノクエンゴサク、さらにお久しぶりのコシノコバイモ、ミスミソウも。観光客も来ているようだ。
カタクリ | コシノ・コバイモ | ミチノク・エンゴサク | ミスミソウ |
素晴らしいお花畑だけれど、やっぱり急登で、いくら空身とはいえ、これまた結構辛くなったが、山頂近くには絨毯のようなカタクリがあちこちに見られ、登る価値は十分ある。
今日は満腹!の花紀行となった。 |