北漢山   2013年10月18日

登山口(トソンサ[:道そん(*「そん」は、言+先という字)寺]入口)8:00〜8:25ハルジェ〜9:17白雲山荘9:20〜9:33白雲台分岐(白雲峰暗門)〜9:53山頂9:57〜10:16分岐〜10:24白雲山荘10:35〜11:14登山口〜11:45牛耳洞

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何となく後回しになっていた北漢山。今回やっと登る機会を得たが、今回都合がついたのは2人。なので他のメンバーとまた登るだろうし、相変わらずあちこち巡回するので、今回は最短コースをさっと登ることにする。
出来るだけ時間と労力を短縮するため、普通はウイドン(牛耳洞)のバス停からテクテク歩くところをタクシーで一気に登山口まで。
場所を知らない運転手が多いと思い、予め地図とトソンサのハングル表記も見せ、無事到着。(かなりの坂道だったので、歩けば50分位かかりそう。)
前もってチェックしておいた、石仏のある小さなロータリーで降りればそこが登山口。時間は8時。

韓国の山では毎度おなじみの石段をゆっくり登り始める。まだ歩く人は少なく、とても静か。

入口

体を慣らしながら歩いて行くと、これまたおなじみの標柱で、現在地や距離をチェックできる。他にも標識類は多数あり、実際、地図なしで十分歩ける山である。

今回はネットで登山地図などを探してコピーして使ったが、本当は余りお勧め出来る方法ではない。やはり地図が欲しかったが、前日は目一杯近郊へ出かけたので買う機会がなかった。これは次回のソウル旅行で・・・。

このコースは21番。500mごとに番号が21-1,21-2のように進む。最高峰の白雲台(ペグンデ)までは2.1km。

地図で近道を探して辿るつもりが分岐が判らず、結局「ハルジェ」というポイントに着いた。(分岐は閉鎖されていたのかもしれない。)
ここはちょっとした休憩場所になっている。

仁寿峰(インスボン)

もう暫く行くと、こんどは仁寿峰(インスボン)がいきなりど〜んと現れて、「あ!」と思わず声が出る。真っ白な岩山だ。北漢山は、最高峰の白雲台(ぺクンデ)と、 仁寿峰(インスボン)、万景台(マンギョンデ)の三峰からなる山。一般人が登れるのはペグンデのみ。

それからさらに階段や手すりに導かれてガンガン登っていく。まだ危険個所は無いが、段差が大きかったり、傾斜もかなり急だったりして、予想外に苦労する。
長い階段を上り、振り返るとそこには大展望が。
こうなれば登りも苦にならず、山頂への期待が高まるのみ。

少し始まった紅葉の中を更に進むと立派な小屋が見える。白雲山荘らしい。

小屋の中には売店もあり、泊れるようだ。小屋の前のベンチに座って食事をしている登山者の姿も。
ここからまた急な岩場をえっちらおっちら登っていくと石門が現れた。


(ブログ等の記録では皆さん「衛門」としている場所のよう。私が気づいた標識では白雲峰暗門となっていた)。

ここを石の城壁に沿って右手に入ると、いよいよ山頂への1本道らしい。まずは階段から。
そしていよいよ真っ白な岩の上を、手すりに掴まりつつ登り始める。真っ青な空に白い岩峰が現れ、期待に胸が高鳴る。

どんどん高度を上げるが、手すりと手すりの間隔が広く、足元は比較的滑りにくいものの、躓いて転んだら一気に「サヨウナラ〜」という感じ。緊張する。
さらに傾斜がきつくなって、両側の鉄柱をしっかりつかんで腕力でえいっと上がらないと進めない。あれあれ、予想外にタフなコースだ。

人が少ないから良いが、これが行列やすれ違いになったらかなり危険。雨などもっての外。平日に早く出て登るのが正解のようだ。
でもまあ、何とか登りきると狭い山頂。数人立てば満員になりそうだ。他の登山者がいるうちに写真を撮ってもらう。向こうに見える道峰山(ドボンサン)も岩山でカッコイイ。次はあそこ にも登りたいものだ。

少し風が強まり、写真を撮ったら降りることにする。下りは余計に気を遣う。何と言っても手すりの間は隙間だらけ。落っこちたら命は無い・・・。
思わず握る手に力が入る。途中は思わず後ろ向きにクライムダウン?!・・・甘く見ていてゴメンナサイ。

でもまあ、想定内の危険度で、登山靴ならば大丈夫だろう。そろそろ登ってくるハイカーも増えてきて、すれ違いも生じ、道を譲りつつ先ほどの門まで来てほっとする。
ここからさらに稜線を進んでトソンサまで周回コースで降りようと思ったが、標識と地形が今一つ一致せず、結局往路を戻ることにする。(実際には、石門をくぐって進めばよかった。白雲山荘まで来て、それがやっとわかった。このあたりが、しっかりした地図の無い代償か。)

山荘で一服しつつも、後は早い私達。75分で下山完了。あ〜楽しかった。けど、明日から筋肉痛は必至。

で、問題はここでタクシーが拾えなかったこと。呼べばよいのだが、多分来るだろうとタカをくくっていたが、下りだし、呼んでも15分位かかるかと思い、諦めて歩き始める。
かなり急で、これを登るのは本当にキツイと思うが、韓国のハイカーは普通これを歩いて登ってくる。良いウォーミングアップにはなるだろう。

ここもさっさか歩いて30分ほどでバスターミナルになっているウイドンに到着。先を急ぐので、またタクシーをつかまえ、地下鉄の駅に向かった。

北漢山は山域も比較的広く、様々なコースがあるので、是非また歩きたいと思っている。


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