初〜中級者向け
(ツェルニー40番程度)
・Peter and the Wolf for Piano Solo by Thomas F. Dunhill, Boosey&Hawkes(ブージー版)(昔1450円でした。)
有名なオーケストラ曲「ピーターと狼」をピアノ・ソロに直したものです。
プロコフィエフ自身の編曲ではありませんが、イラストも可愛くて、1つ1つ短いし、よく聞きなれた曲なので、お勧めです。
・プロコフィエフ はじめてのピアノ小曲集 全音、1155円、[First Piano Compositions]
この中の2曲「アレグレット ハ短調」(Allegretto c minor)と「アレグロ ニ短調」(Allegro d minor)のみ楽譜を持っています[*注:ピアノのための近・現代名曲集(上) に入っているため]が、1オクターブが楽に届く中級者向けと思います。
この2曲に関しては、曲調はいかにもプロコ的で、2〜3ページの長さです。
・その他の易しい曲のCD
カバレフスキー:子供のための22の小品/プロコフィエフ:子供のための音楽
中〜上級者向け
(彼のソナタまでは無理だけど、というレベルの方へのお勧め)
・「束の間の幻影」Op.22 [Visions Fugitives]・・・Boosey&Hawkes(ブージー版)(昔1600円でした)
短い20曲から成る曲集で、どれもプロコフィエフのエッセンスがぎっりし詰まった曲ばかり。何とも言えない陰影に満ちた曲が多いですね。
私も大好きな曲ばかりです。
・March Op.33-1 (Piano Solo) , Boosey&Hawkes(ブージー版)(昔750円でした。)
「3つのオレンジへの恋」の有名な行進曲を、作曲者自身が編曲したピアノ・ソロ版です。
どうしても手が大きくないと厳しいですが、テクニック的には頑張ればツェルニー40番の終わり程度の中級者でもトライできます。
・プロコフィエフ 〈ロメオとジュリエット〉ピアノのための10の小品 全音ピアノライブラリー
これもオーケストラ曲の「ロミオとジュリエット」を作曲者自身が10曲に編曲したものです。素敵な曲なので一部を弾いたりしていますが、これも易しくはありません・・・。
・プロコフィエフ/ピアノ・トランスクリプション集
(ロミオとジュリエットを収録したCDです。)
・Four Pieces Op.4 [出版元:Belwin Milis Pubulishing Corp.]
「4つの小品」ですが、これは曲調も先鋭的で、テクニックも難しいので、上級者の中でも特にプロコフィエフ好きの人向きです。
・近・現代名曲集 (上)(CDです)
この中に、前述のプロコフィエフの2曲が収録されています。ショスタコービッチ、ハチャトゥリャン、カバレフスキーなどの主に子供向けの短い易しい曲と、ドビュッシーでは「亜麻色の髪の乙女」、「ゴリウォークのケークウォーク」、「小さな黒人」などの手ごろな中級者向けの曲も入っていて、小学生から中・高校生まで楽しめます。
小学生程度向けの曲が殆どですが、そういう容易な小品も、弾いてみると素敵な響きで、愛着がわきます。(デロ=ジョイオの「小さな妹」、「小さな蝿」など。)
聞いても楽しく弾いても楽しい、長く使える楽譜としてお勧めします。