大栃山   2007年4月14日

コース:
檜峯神社〜鳶巣峠〜大栃山(1415m)11:45〜12:15鳶巣峠〜13:00神座山(黒打ノ頭、1474m)13:15〜13:35鞍部〜14:15檜峯神社


山梨百名山の大栃(おおとち)山。桃の花の時期が良さそうなので、今週もお花見を期待する。
車なので檜峯(ひみね)神社まで入って周回コースとし、一宮御坂ICで降りて137号線を行く。

綺麗なバイパスが出来ていて、「十郎」から神社への道があるというので、どこから右折なのか、神経を集中する。
HPによっていろいろ書かれているが、そろそろかなというあたりで小さめの「檜峯神社→」の標識があり、直角に右に急坂を上がる狭い舗装道路が見える。
狭そうなので一瞬迷うが、どのHPにも狭い道とあったので、ええい!と『突入』。
案の定、車1台の幅しかない急坂で、対向車でも来たらと思うと心臓バクバク。

すぐに突き当たって道なりに折れると1.5車線ほどの舗装道路。それを下るともっと広い舗装道路に合流、ここにまた「檜峯神社→」が現れる。
どうやら私が入ったのは、農道か何かのようだ。本当の入口を帰りに確認してみよう。

さて、案内通りに進むとゲートがあるが、手で開けられるのはネットで確認済み。


ゲート

それに、ゲートを開けて入るよう指示板もある。開けたら閉めて、古い舗装がボコボコになった1車線の道を行く。暗い樹林の中を縫って続くが、少しずつ登っている。
そのうち、釈迦ヶ岳への最初の登山口があり、数台の駐車スペースがある。少し先に檜峯神社の駐車スペースがあり、かなりの台数が停められそうだ。

ここを起点に釈迦ヶ岳、神座山、大栃山に通じているが、鳶巣(とびす)峠を経て大栃山へは駐車スペースの奥から檜峯神社の前を通って進む。

神社へ向かい沢を渡る  大栃山登山口

カタクリがあると聞いているが、歩き始めは見当たらず、まだ早いのかと思ったら、その先の日当たりの良い斜面に数株ずつ咲いている。まだまだこの先楽しめそうだ。


カタクリ

山では今年初めてのカタクリにカメラを向けて、何枚か写してからゆっくり鳶巣峠へ。

写真ストップを含めて所要20分。
ここから大栃山へ向かう。最初から結構急登だ。だんだん足が前に出なくなり、とうとう立ち休みを取っても苦しくなって、大休止にしてもらう。

ザックからグレープフルーツを1個取り出し、分けて食べる。ところがみんなのザックからも苺やパイナップルが登場。毎度のことながら、ご馳走さま。
これでやっと元気を取り戻し、元のペースに戻って平坦な道を歩き、ちょっと登れば大栃山。先行グループがお食事中。

大栃山

11:00でもあり、私たちも昼食休憩。山頂からは立ち木が邪魔して余りよく見えないが、大菩薩方面から八ヶ岳や南アの連山の頭が覗ける。
よい天気で日焼けが心配なほど。気温も上がっている。

食後のコーヒーを飲んでほっとする。・・・さあ、また鳶巣峠へ戻ろうと振り返って、びっくり。
わ!というほど大きな富士山がにょっきり顔をだしている。真後ろで、気付かなかったのだ。

下りの急坂に注意しつつも、すいすい歩いて鳶巣峠へ。


鳶巣峠

ここからまたまっすぐ登り返して神座山(黒打ノ頭)へ。結構な急登だ。お昼を食べてザックも軽くなったはずなのに、もう汗。
でも静かな山歩きだ。樹間に見えるトンガリ帽子の釈迦ヶ岳がまた大きくなってくる。

この急登も、きっとあそこで終わるはず、という期待を2度ほど裏切られ、やっとの思いで辿り着いたのが神座山(別名:黒打ノ頭)。

神座山  とんがった釈迦ヶ岳

ここから見る釈迦ヶ岳はさらに大きい。そしてまた目の前には大きな富士山。

今日は2座も登ったね、と満足して、下りにかかる。念のためストックを出し、落ち葉と石車に気をつけて降りて行く。

もう少し時間があれば釈迦ヶ岳にも登りたいが、先週の怪我もあり、欲張らないことにする。
鞍部から檜峯神社をめざすコースがあるらしいので、そこを下ることにする。
釈迦ガ岳が一層大きい。山頂から20分で分岐。標識が設置され、迷う心配がない。

ここからジグザグに降り始める。踏み跡ははっきりしており、整備されていて所々テープもある。
しばらく気を引き締めて急坂を降りていくとやがて少し緩やかになり、針葉樹林の暗い林に変る。
だんだん平らな箇所が増え、小さな沢を渡ると殆ど平坦になって、しばらくで檜峯神社の駐車場前に戻る。
数台あった車はすっかり消えて、私たちの1台だけ。

ここに立派な案内図があり、所要時間が入っているが、時間は登りを基準にしているのか、長め。
大栃山へのコースタイムもかなり余裕を見た時間のようだ。


クリックで拡大します。

折角なので名水を汲み、お土産とする。
トイレもあり昔はキャンプ場だったらしい。
片付けてからまた137号線を目指し、ゆっくり走ってゲートを通り、舗装の良い道に戻る。
このあたりも桃畑。ちょうど盛りだ。

そのままさらに進むと左折で広い137号(バイパス?)に合流する。何か目印はないか、と見れば「御宿農園」という看板のある建物が目に入る。(果物の直売でもするのだろうか?)

側道が本線に合流する  

「御宿農園」の看板あり

御坂IC方面からは、左手に「御宿農園」が見えたらそこをすぐ右折で側道に入ればよさそうだ。ここにも恐らく「檜峯神社→」の看板があると思う。(戻る時には見えなかった。)
少なくとも、ここからゲートまでは広い道である。

ここからすぐに目の前に山と桃の絨毯が広がり、本当に綺麗だ。

少し進むと左に入って車が2台ほど止まっている。桃畑で写真を撮っているようなので、寄ってみる。

ここからは山並みも綺麗に見えるのも嬉しい。

後は桃祭りの会場へ立ち寄って、目の前の真っ白な白根三山や甲斐駒の姿に歓声を挙げつつ、テントが並んだ地元の直産物売り場をぐるりと回ってジャムや地酒を仕入れてから、源泉の風呂を目指す。
一旦ICを通り過ぎて石和の町に入る手前の「弘玉園」に着いたら何と営業はやめたと張り紙がある。

残念だが今回はお風呂を諦め、早めに戻ることにした。



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