大野山   2010年1月16日

コース:谷峨駅9:12〜9:40登山口の看板(牛)9:45〜10:05車道出合(頼朝桜)10:15〜10:35車道出合(東屋)10:40〜11:10東屋11:55〜12:00大野山山頂12:25〜13:30登山口〜13:55峨駅


新年個人山行は丹沢の大野山。富士山が綺麗で気軽に登れる山という。残念ながらSさんが欠けてしまったが、いつものメンバーで登るのは久しぶりだ。
途中の小田急沿線からは雪を頂いた真っ白な富士山が素晴らしい。山頂ではさぞかし、と期待する。

大野山へのルートは、新松田駅前からバスで大野山入口下車、長い車道歩きを経て山頂へ、その後は谷峨駅方面へ下山が一般的らしい。しかし、その長い車道歩きを避けたいと意見が一致、楽々コースで谷峨から登ることに変更。
8:25の西丹沢自然教室行きのお馴染みのバスに乗って谷峨駅で降り、この無人駅で支度をする。念のため時刻表を確認すると、松田・谷峨間は190円也。しまった、と思うが後の祭り。(バスは570円だった!)御殿場線は14時台、15時台はほぼ2本ずつ通るので、帰路で使うかも、とメモしておく。

昭文社の地図を広げ、まずは駅の先から田んぼにおりて、「吊橋」を目指す。20人までは一度に通過できる立派な橋だが、この寒さで真っ白に霜が降りている。滑らぬよう注意しながら今度は歪曲した車道を登っていく。
集落に入り、東名高速を見下ろすようになると立派な登山口の案内板がある。この山は牧場になっているのだ。
大野山登山口

民家の間を入っていくと道はよく整備されている。落ち葉が散り敷いているが、空は高い。 すぐに広々とした車道に出ると「頼朝桜」と、綺麗なトイレ舎が見える。その奥の山が大野山に違いない。
休憩舎(トイレ)の右を上がっていく

ここからまた進んですぐに小さな東屋に出た。ここはミカンや大根の漬物など手作りの無人販売所となっている。あれこれ迷って、ミカン「100円」に釣られ、まだ登りが残っているのにザックがずっしり重くなった。

どれにしようかな〜。

あいにく富士山は雲の中。開けた斜面を登っていくと上の方に東屋が見え、またなだらかな山の姿が好ましい。
ザックも重いし、とここで昼食にする。皆さん持ち寄りのご馳走に舌鼓を打ち、楽しい時間を過ごす。が、風が吹くと本当に寒い。これで富士山が見えたら最高なのだが。

そのうち他の登山者も増えてきたので、そろそろ片付け始め、僅かに登るとまた車道に出て、その先が山頂のようだが、日影の路面が凍結していて怖い。
山頂は水平の車道歩きで到達という山だが、丹沢の主稜線が見えているようだ。人も多く、山名盤もあるが、微妙に方角と形がずれているような・・・。とにかく、蛭ヶ岳や檜洞丸、それから目を転じると大室山や菰釣山などまでずっと続いて壮観だ。

丹沢の山々、眼下には丹沢湖

トイレもあって、車で直下までこられることもあり、山頂という気分にやや欠けるが、この展望なら文句はない。それに、もし富士山が姿を現していたら満点というところ。
身を切るような寒風に耐えかね、早々と下山開始。降りて簡単な新年会を、ということもあって、往路を戻ることになる。

下りはあっという間。無人販売のあった東屋で小休止の後は、一気に谷峨まで降りてしまった。14:03の列車に余裕で間に合い、松田で降りて小さな喫茶店で乾杯。今年の山の予定を相談する。
「行けたらいいね!」という大遠征から「あの花をまた見たい」という山行まで、話は尽きない。

さあ、今年も楽しく安全な山登りをしよう。


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