大羽根山から槇寄山   2014年11月3日

浅間尾根登山口9:25〜10:55大羽根山11:35〜12:10笹尾根出合〜西原峠〜13:15槇寄山13:35〜西原峠〜14:45仲の平バス停


連休の最終日、今日はiさんのお勧めで、奥多摩の大羽根山へ。以前は破線コースだったそうだが、今では昭文社にもしっかり載っている。
武蔵五日市で降りると、三頭山行きのバスは臨時も含めて3台。ハイカーの大部分はビギナーと見た。なるほど、高尾の次は三頭山辺りがちょうどいいかもしれない。

急行バスだったが、流石に乗る時間は長い。4,50分はかかるだろう。浅間尾根登山口で降りて、笹尾根方面を目指す。

僅かに道を戻ると、すぐに立派な看板があり、『中央区の森』となっている。もう少し戻った地点に従来の登山口があるが、折角なのでここから登ることにする。すぐにシイタケの栽培か、ホダ木が沢山積んである。(ロープがあります。良い子は盗らないように。)
少し滑りやすいものの、歩きやすい道が続き、周囲も開けて静かで歩きやすい。『破線』の気配はゼロ。小学生の遠足コースのようだ。


しかし、広葉樹が目に優しく、登るにつれ視界も良好、暖かくて絶好のハイク日和だ。汗をかかぬよう調整しながらノンビリ歩いて山頂へ。立派な展望案内板と山名表示がある。特に浅間尾根方面は展望が素晴らしく、立派すぎるベンチもあって、休憩にはもってこいだ。今日はここで早めのお昼とし、 どんどん荷物を軽くすることに。
貸し切りの山頂で飲むコーヒーのおいしいこと!マイナーな山でもこんな素敵な山があるとは。流石奥多摩、懐が深い。

ただし、今年は山が凶作で、熊さんたちがとても困っている様子なので、お互いの不幸な出会いを避けるため、鈴は必須。静かな山にリンリン鳴らすのはちょっと気が引けるが、背に腹は代えられない。

後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にし、もう少し頑張ると主稜線の笹尾根に。比較的なだらかで歩きやすく、標識もしっかりしている。稜線に出るや否や、早速他のハイカーに会う。何故か男性の単独行ばかり。昭文社の地図にないコースもあり、また、槇寄山方面に向かうとすぐに仲の平バス停への最初の下山路があるが、 今日はまだ時間も早く、またバスの時刻も考慮して槇寄山まで行く。

思いがけず綺麗な黄葉の落葉松林や、更には白樺林まであって本当に贅沢な景色だ。

数馬峠、田和への下山路など標識を確認しつつ歩くと、次第にハイカーの数も増え、所々展望が開けて丹沢方面も見える。ススキが光って綺麗。

気分良く歩いて行くと西原(さいばら)峠に出て、そのすぐ目の前が槇寄山なので寄っていく。

この辺りは、五日市方面に降りても、中央線方面に降りても、バスの便が極端に少ないので、下調べは必須。で、今日は15時バスに決め、その前に槇寄で時間調整。
バスの時間が決まっているので、降り始めると、前には既に数人のハイカーが降りている。私達は滑るので注意しながら、えぐれた道を降りていく。そのうちに、いつもの「暴走バイク」の音が大きくなり始め。足元がコンクリートに代わり、民家の間の急坂を降りていくと街道に出る。バス停は目の前だ

少し先にある温泉に立ち寄る人も多い。が、またの機会に。
現れたバスは、「あと2台来るから後ろのに乗ってくれ」と言って通過していく。帰りも3台だった。お陰で何とか座れ、居眠りしているうちに駅へ。
これまた運よく、すぐにホリデー快速が発車となり、駆けあがって乗り込むと、スイスイ飛ばして家に早く帰ることができた。

今日はKさんも私も初めての山、また私には久しぶりの奥多摩山行を堪能!

★バス情報★
(三頭山(みとうさん)方面は、数馬(かずま)行きに乗車。西東京バスのサイト。)
(笹尾根を中央線方面に降りる場合には、西原峠から降りると「郷原」バス停。路線は、飯尾が終点。富士急バスのサイト。)

画像はブログでどうぞ。


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