猫魔ヶ岳・雄国山   2009年6月26夜〜27日

コース:八方台4:30〜5:40猫魔ヶ岳5:55〜6:20猫石6:30〜8:05金沢峠8:30〜8:37雄国沼〜9:33休憩舎9:48〜10:25雄国山10:35〜12:30ラピスパ裏磐梯


今が盛りというニッコウキスゲを楽しみに雄国沼へ。猛暑が予想されるため、暑さ対策を万全にして夜行のマイクロに乗り込む。
道の駅を4:00に再出発して登山口の八方台へ。暑さを避けるため、早朝から歩き始める。風が涼しく、ブナの森からご来光を受けて歩くのは本当に気持ちがいい。

タニギキョウやギンリョウソウ、ユキザサにマイヅルソウの白い花が可憐だ。湿気を感じつつも足元の柔らかい土を踏んで歩くのは本当に気持ちがいい。
溶岩と木道と階段ばかりだった韓国のハルラ山とは本当に対照的だ。これが日本の山、かな。


磐梯山と猪苗代湖

ギンリョウソウ

タニギキョウ
高低差も余り無く、猫魔ヶ岳へ。磐梯山の爆裂火口の両端が重なるからか、ただの三角峰のように見えるのが面白い。眼下の猪苗代湖も朝もやの中だ。もうゴゼンタチバナが咲いている。タニウツギのピンクの花の向こうにまた磐梯山。

ゴゼンタチバナ雄国沼を望む

それから歩いてすぐに猫石。どこが猫なのか良く分からないが、今度は眼下にこれから行く雄国沼。うっすら黄色い絨毯が見えるが、あれがニッコウキスゲ!?タイミングもドンピシャということか。

期待しながらまた分岐に戻って、こんどは時計回りにぐるっと巻いて金沢峠へ。森の中はウラジロヨウラクやサラサドウダン、ヤマボウシなど木の花が綺麗だ。

途中までは林道風だが、所々水溜りがあり、笹原もある。
おしゃべりしながら歩いているとリーダーからコケイラン発見の報告が。久しぶりのコケイラン、その先にも数箇所あり、得した気分だ。

サラサドウダンコケイランコケイランの花

途中で舗装道路に合流すると今度は日差しが厳しい。照り返しもあるしこんがり焼けそうだ。また8時台というのに。

ここから黄色い絨毯目指して階段を下りていくが、もう湿原には人の列が見える。あっという間に階段も渋滞するが、湿原に入った先頭からは次々に歓声が聞こえてくる。早く見たい!と気がはやる。
ようやく木道に入ると、おお!これは壮観!

これだけ多数の花が一時期に咲きそろうのは早々お目にかかれまい。ベストタイミング。ここまでは鹿も入ってこないせいか、一面のニッコウキスゲは絵になる景色だ。
なるほど、カメラマンも多数。木道はすぐに渋滞。でも全然困らない。よく見れば湿原にはタテヤマリンドウ、トキソウ、サワランも。

ヒオウギアヤメやレンゲツツジもあって、豪華。

湿原を一方通行で一周してから今度は休憩舎に向かう。ここも満員。

目的を達したのでちょっと意欲がうせるが、もう一山登ってから帰ることになっている。
ひと登りで雄国山。

時折日差しが痛いが、日よけをして水分を沢山取り、今度は長いゆったりした稜線を降りていく。
ウメガサソウの咲き始めもあるが、後は何だかひたすら眠気が襲いかかり、半分寝ぼけたまま歩き続ける。

ようやく登山口のラピスパに降り、照り返しのきつい駐車場を歩いてマイクロに戻る。いつの間にか行動時間は8時間、それなりの運動だ。
今日は楽々登山で絶景を楽しみ、満足の山行を早めの帰宅で締めくくった。


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