百蔵山   2010年12月29日

猿橋駅〜福泉寺8:25〜9:30金比羅宮9:40〜907m地点10:15〜10:19下和田分岐〜10:40山頂11:25〜11:35分岐〜12:14百蔵山登山口(浄水場)〜13:35猿橋〜14:05猿橋駅


忘年山行は終えたのだが、年末にもう1山登ろう!ということで、暮れも押し詰まった29日に集まった我々女性陣。流石に高尾駅までは「え?29日に山に行くの?!」という周囲の視線が痛い。
が、高尾まで来ればこっちのもの。それなりに登山者(ただし殆ど男性・・・。)もいて、何となく落ち着く。
さて、行き先は皆さん何度目かの百蔵山。中央線沿線では定番の山である。が、私も10年ぶり。暖冬とはいえ、もう年末。危険個所は極力避け、扇山への縦走路に強く惹かれるも、ぐっと我慢。(コタラ山分岐方面はとんでもなく急坂ゆえ。)
といことで、福泉寺から縦走し、楽なコースを下ることにする。久しぶりに猿橋も見に行くことにして、まずは駅からタクシーに乗る。

「バス停でいいの?もうちょっと上がれるよ。」というので、「じゃ、上がれるところまで。」
舗装ながら急な細〜い道を上がったところで降ろされる。しっかりと標識もあって、ここから暫く舗装道路を上がることになる。

「百蔵山」→ 「百蔵山」「福泉寺」の標識

何と路面は凍結、恐る恐る登っていくと、また標識が現れ、山道になる。笹が茂っているが、確かに見覚えのある場所だ。一応熊さんに遭わないように鈴を鳴らしながら 歩き始める。
久しぶりのIさんのほか、iさん、Sさんとお喋りしながら歩いて行く。歩きやすい道が続くが、気がつくと倒木があちこちに。その数はだんだん増え、赤松が虫に喰われて倒れたようだ。
それで思い出した。セーメーバンから岩殿山に近づいた時も、こんな感じだった。まさに惨状である。

幸いルートは明白で、まるで障害物競争のようだ。今日はまだ誰にも出会わない。静かだ。何の花だろう、枯れても綺麗だ。 そうこうするうちに、真っ赤なお不動様が現れる。鐘もあるが、これが地図の金比羅宮だろう。しかし、お不動様が「金比羅」様?

何の花だったのかな お不動様

ここで一息入れ、また歩き始める。青空が気持ち良い。さて、今度はかなりの急登となり、南斜面でなければ凍結が怖いだろう。しかし、展望も出て、広葉樹林は気持ちがよい。800mピークは近いが、それからまた、だらだらと登る。
907mピークにはかすかなピンクのテープが張ってあり名前が入れてあるが、もう少し進むと標識が出て、下和田への分岐となる。

下和田分岐

ようやくなだらかな歩きやすい道となる。が、これまた先が長く、ちょっと休憩しながらゆっくり歩く。
だらだらと登るとようやく山頂。先客は男性二人。すっかりお腹もすいたので、上着を着込んでゆっくりお昼にする。いつもながら皆さんからいろいろ頂き、勿論コーヒーも楽しんで、雲に頭を隠した富士山に別れを告げることにする。

富士山は雲隠れ

山には男性の単独行の人がちらほら。時間は早目なのでまだ後から登ってくるかもしれない。が、静かな山をほぼ独占。
今年も良い山行だった、と思いつつ戻ると、いきなり冷たい風が吹き付け、一気に「厳冬」に戻ってしまったよう。凍りつきそうな頬をさすりながら逃げるように降りて行くと、 すぐに分岐。あとは南斜面の陽だまりに救われ、なだらかな九十九折りを、来年の計画を練りながら楽しく歩く。
すると、いきなり広場に出る。ここが登山口となっているが、すぐに舗装道路のしたに浄水場が現れ、左手の斜面は東屋のある桜並木のようだ。更に進むともう1本の登山口が現れ、これが直登のルートだろう。
さらに舗装道路を進むと不思議な和田美術館があり、バス停につながる道路を進む。

今日は猿橋に寄るので、適当に歩きながら辿りつく。本当に面白いデザインだ。渡ってみると何度大峡谷にかかっているではないか。久しぶりに見る猿橋、なるほど立ち寄る価値がある。
猿橋

あとは車道を歩いて駅に戻る。電車もすぐに来て、早めに帰宅。今年も皆さんお世話になりました。


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