竜宮の里宮〜山頂〜周回路〜竜宮の里宮
<新しいトイレ> |
<巨大な大仁田ダム> |
登山口には「竜宮の里宮」が掲示板と共にしっかり鎮座していて、並んで「三ッ岩岳登山口」の標識もある。「竜宮の里宮」の中にはかわいい岩が2つ鎮座しており、説明もある。雨乞いに使ったらしい。
さて、沢を左手に見ながら杉林の急登を行くことになる。この沢にからんで登っていくが、水量は僅かだ。途中から涸れている。9分ほど登ると小さな沢にかわいいケルンが正方形の4隅に置かれ、右の杉林に続くのぼり道が分岐している。(帰りにはここに戻ってきた。ショートカットになっている。)
なかなか傾斜が緩まないが、35分ほどで稜線に出る。ちょっと一息。T字路になっていて、右へ尾根を上がる。25000図で見ると、山頂三角点の左斜め下に伸びる一見まっ平らな細長い稜線である。
が、これが曲者。10m未満は等高線に反映されないから、ちょっとした"起伏"ということになるのだろうが、どうしてこれはかなりの急登急降下の連続。
下りは特に立ち木を掴まなければ、コワイコワイ。まさにジェットコースターなみ。アップダウンは4〜5回続くだろうか。
最後はいよいよ岩っぽくなってきて、大岩を左へ回り込んで、ロープのある急登になる。ロープよりはたくさんの木の根が手がかりになってくれる。ただし、慎重に登る必要がある。立ち木が無かったらかなり怖い斜面である。舐めてはいけません。
もう頂上は間近になっていて、あとはやせ尾根を上り詰めるとお待ちかねの展望が開けている。
ゆっくり登って、途中の休憩も入れて、所要時間は1時間40分程度。細長い狭い頂上だが、展望は360度。特徴的な鹿岳など、上州の岩っぽい山々が手を振っている。
下山は、尾根をそのまま戻って、往路の分岐を見送ると、テープに従って杉林の急降下になる。Z字に急傾斜をどんどん降りていくが、落石注意、である。
今日はストック無しなので、これは厳しい。勢いがつくと止まらないような急勾配が緩むことなく続く。
山頂から25分ほどで前方に大岩が見え、祠があるが、これが竜王の祠のようだ。この大きな岩(壁)にはちょっと離れた位置に洞穴?がある。入り口は小さいが中は少い広がっていて、ビバークもできるらしい。
このまままた急降下を続けるとほんの少し傾斜が緩んで、そして涸れた沢のかわいいケルンに出迎えられて、無事往路に合流した。後少しで登山口だ。丁度1時間ほどでただいま!