三頭山   2008年8月16日

コース:
都民の森9:47〜10:14三頭大滝10:20〜11:34ムシカリ峠〜11:35避難小屋12:10〜12:16大沢山〜13:20槙寄山13:26〜13:28西原峠〜14:25仲の平


連日の熱帯夜にも負けず(?)足慣らしに久しぶりの奥多摩へ。
これまた前回私がバテた三頭山(みとうさん)。標高が1500mを越えるので涼しかろうという選択だ。
朝ザックを背負うと「軽いなあ〜。」・・・これは雪倉・朝日の縦走で重いザック背負った感覚と比べているのだろう。

南武線の遅延でMさんの合流が危ぶまれたが何とか間に合い、五日市からバスに乗り込む。途中、検問でバイクが捕まっていた。この先は飛ばしているバイクが無謀に追い抜くので、とても危険。それで取り締まりなのだろう。

さて都民の森に降りると少し涼しくて嬉しくなる。熟睡できない夜が続き、食欲不振で素麺ばかりの身で、北アルプス以来の山となれば、軽い山といってもちょっと心配。
早速歩き出すと花が多い。山百合やレンゲショウマ、ソバナも沢山。

(左から:ヤマユリ、ソバナ、レンゲショウマ)

三頭大滝で写真ストップ。

三頭大滝

Mさんから冷たいデザートを頂き、しゃきっとする。それから先は沢沿いの階段状のコース。沢音が涼しげだ。
見慣れぬ花はギンバイソウとか。紫陽花も2,3種類あって、両脇をぎっしり埋めている。

(左から:ギンバイソウ[銀杯草]、[?*調査中]、キバナアキギリ[黄花秋桐])

(コマツナギ、ツリフネソウ[釣舟草])

クワガタ発見!

休憩しつつも今日は帰りのバスの本数が少ないので、時間を気にしながら歩く。花を写して少し遅れ気味だが、順調に高度を上げ、前回私がバテた地点を見送って、稜線に出るとムシカリ峠。
今日は三頭山の山頂はパスして、西原峠方面へ。すぐに立派な避難小屋。ここでお昼とする。

これまた誕生日祝いとMさんから皆にプリンが配られ、重いのに保冷袋で持って着ていただいたことに恐縮する。
いつもよりは短いながらもゆっくり昼食を済ませ、先を急ぐ。オヤマボクチの大きな蕾が沢山。キノコも沢山あって、色も鮮やか。

小さな起伏を経て、あっという間に槙寄山。ここでバスの時刻とにらめっこ。現在時刻が13:20。仲の平バス停の時刻が14:32で、西原峠からのコースタイムが60分。
ギリギリだが、皆の足が揃っているし下りなので間に合うだろうと意見が一致、休憩5分で山を下る。すぐに西原峠で13:28。さあ、急ごう。

西原峠から進むとまたレンゲショウマが綺麗だ。

フシグロセンノウも咲いていて、ちょっとだけ撮影タイム。

フシグロセンノウ(節黒仙翁)

足元が赤土で意外と滑り、手間取る。標識は随所にあるが、もうすぐかなと思った地点標識で仲の平バス停まであと1.7kmとあって、ちょっと焦る。それに、今日も雷鳴が轟いて、予報通りに15時には雷雨になりそう。
少し駆け出すようにいくと、やっと眼下に車道が見え、コンクリートの急傾斜を膝をかばいながら進んで無事バス停発見。14:25、あと7分でバスが来るはず。

やっとほっとしてザックを降ろすと、Mさんとlilyさんが酒屋目掛けて上り坂も何のその、ビールを求めて駈けていく。
その甲斐あって、ギリギリながらバスにも間に合い、みんな座って五日市へ。車中で雷雨に遭うも、駅では雨も上がり、列車を乗り継いで家路を急いだ。

笹尾根は歩きやすく、また秋から冬にゆっくり来るのもいいな、と改めて思った。


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