御岳山(みたけさん)   2010年8月21日

鳩ノ巣駅8:35〜10:25大楢峠10:40〜12:20ビジターセンター〜ケーブル〜御岳駅


連日の熱帯夜、薬師岳縦走以来全く歩いていないので、足慣らしはしたいのだが・・・と悩んだ結果、レンゲショウマを見に御岳山へ。 ケーブルでまっしぐら!とも思ったが流石にそれは避け、鳩ノ巣駅から歩くことになる。
iさんお勧めのこのコース、登りに3時間かかるものの、大楢峠を過ぎれば等高線に沿った楽々コースのようだ。初めてのルートでもあり、楽しみになる。

講習会明けの土曜日とあって、山がなければ昼間で寝ていそうな体調だったが、そこは頑張って早起きし、鳩ノ巣駅に降り立つ。渓流の清々しい景色を横目に山に入ると案外涼しい。何か咲いていないかな、とキョロキョロしながら 歩いて行く。

鳩ノ巣渓谷キバナ アキギリキバナアキギリ 大楢峠大楢峠の大きな楢

目に着くのはマイナーな花が多いが、それなりにルーペで拡大して楽しむ。ハエドクソウ、ヌスビトハギ、ミズタマソウ、マツカゼソウ、ミズヒキ、キンミズヒキ、キバナアキギリなど。

やっぱり風が抜けないと暑いので、休憩ごとに冷たいデザートを頂き、元気回復。今回もすっかり頂くばかりで恐縮。
休み休み歩くとひと登りで大きな楢の木が立つ大楢峠。他の登山者3人とも会う。この先は本当に等高線を歩くよう。気分も楽になって、さらに花を探していると、ミヤマウズラが1本咲いている。さらに面白い形の花?実?を見つけ楽しむ。どうやらこれは ナマノイモ科のオニドコロ(鬼野老)の雌花らしい。

ミズタマソウミズタマソウ オニドコロオニドコロ ミヤマウズラミヤマウズラ モミジガサモミジガサ

そのうちに人の声が聞こえ出して御岳山に到着。山頂には寄らず、レンゲショウマ自生地に向かうが、もう正午を過ぎているし、流石に暑さでバテてきたので、まずはシートを広げてお昼にする。
ノンビリおしゃべりしていると、顔を覗きこむ人が。あれ?Iさん&Kさん!
同じ会の仲間で、今回は私達の直後に薬師縦走をしたので、山の話で盛り上がる。これから、つるつる温泉に向かうというお二人を見送って、我々もそろそろ重たい腰を上げ、レンゲショウマ『撮影会』に参戦!
みれば斜面にレンゲショウマが沢山咲いているが、カメラマンの数も多い。なかなか見事だ。 よく見ると、ツリガネニンジンやトチバニンジンの赤い実も。でも誰もレンズを向けない・・・。

レンゲショウマ
レンゲショウマ、これだけの株があるが、一度に咲く花の数が少なく、しかも下向きなので構図が難しい。ま、コンパクト・デジカメで狙うのだから 一眼には所詮太刀打ちできないが、それなりに楽しんでみる。望遠を構えているのは、ぼかしを入れるためだろう。中高年女性も大きなカメラ片手に奮闘中。
これも、電子部品が進化し、軽量化したお陰。誰でもそれなりの画像が撮れるようになってきたせいか、多数の年配の女性が一眼レフ片手に花を狙っている姿は、時代の変化を感じさせる。

さて、ピント合わせすら難しい我々としては、キリがないのでそろそろ切り上げ、ケーブルで下山。あ〜楽ちん。
暑い季節でもかなりの観光客が来ているのはひとえにレンゲショウマゆえ。
汗もかいたが、レンゲショウマの可憐な花に慰められて、夏の疲れも飛んで行った・・・(はず)。


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