三国山 2002年7月13日

 三国トンネル(新潟県側)登山口〜三国峠〜三国山(往路戻る。)


 台風の影響で土砂崩れがあって法師温泉の方からは通行止めとなってしまい、急遽新潟側から登ることになる。
 苗場スキー場を通リ過ぎると間もなく登山口。こちら側でも工事のため、三国トンネルの丁度1キロ手前で通行止めになっている。
 既に何台もの自家用車が止めてあり、ハイカーの多さを実感する。

 日が照りつけて暑くなってきた。コンクリートの上を歩くのは大嫌いだが仕方ない。標高1000mというのに暑いなあ。同じ標高でも軽井沢は何で涼しいのかなあ、何て思いながら歩くと登山口へ。「上信越自然歩道」と書いてある標識と簡易トイレがある。

<新潟側の登山口>

 歩き始めは樹林帯の中の広い道。道には水が流れた跡がある。台風の大雨の時はここが川になっていたのだろう。

 

<樹林の中を歩く>

 湿度が高い。ノンビリ歩いて40分で鳥居のある三国峠に出る。11時を回って陽射しが痛い。喉が渇く。鳥居の後ろに三国山がで〜んと座っている。日なた歩きを強いられるのは辛いなあ・・・。

 

<三国峠から見た三国山>

 と、リーダーは心得たもので、このまま左へ折れて山頂へ直行せずに、真っ直ぐ旧三国街道を歩いてみることになる。道もほど等高線に沿い、水辺も通るので召すらしいお花があるだろうとの期待も込めて、まだ涼しさの残る樹林の中を進むことになる。

 ここを歩く人は誰も無い。トンネルの向こうは通行止め、貸切の旧街道だ。
しかし、道は広いが余り珍しい花は無い。
 途中時々沢を横切る。水量はほんの15センチくらい。水温が低いからだろう、そこだけ冷風が吹き抜けて、まさに天然のクーラー!・・・生き返る。

 そのうちに東屋が見えて、ここで昼食となる。
すると後ろからマウンテンバイクの若者が2人現われた。でもバイクも暑そうだなあ。

 12:15にまた峠を目指して戻る。35分歩いて峠へ。さっきより少し曇って、涼しくなった。リーダーの読みの通り。さて、山頂を目指そう。

 しばらく行くと視界が開けて、そこはニッコウキスゲのお花畑!わあ、っと声をあげる。道もほぼ直登で、左右の花に見とれながら意外に楽しく登れるのは嬉しい限り。

<ニッコウキスゲ>

 他にはギボウシの紫や、シモツケのピンクなど、遠目からは予想できないほどの花の多さに驚く。ハイカーはこのキスゲを楽しみに登ってくるのだろう。

 しかし、蒸し暑いので汗びっしょり。休憩になると水ばかり飲んでしまう。
だんだん山頂が近くなってくると、木道の階段が現われた!えーっ、という長さだ。

<木の階段が続く>

 登るしかない。が、風が抜けるようになって何とか頑張れそうだ。・・・1時間ちょっとで山頂へ。猫の額ほどの広場からは展望が利くはずだが、何だかガスがかかったりして余り遠くは見えない。

 すると何と雨が落ちてきた。
あわててザックカバーをして、後は傘をさして下山にかかる。
雨の木道、しかも下り、ちょっといやな感じ。

 でも意外と滑らず、慌てずに降りていけば、木道も終わって、そのうちに峠の鳥居も見えてきて、あっという間に降りてしまう。

 三国山の山頂手前で平標山方面への分岐がある。いつかここから先の山々へも行ってみたい、と思った。

 しかし、新潟の山って、暑いんですね!


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