満観峰   2009年4月5日

コース:花沢の里駐車場9:30〜9:45登山口(法華寺の先)9:55〜10:20鞍掛峠10:30〜11:05満観峰11:50〜12:35鞍掛峠への分岐12:40〜12:00日本坂峠〜13:25法華寺13:30〜13:55花沢の里駐車場


満開の桜と山の組み合わせを考えて、静岡の満観峰と駿府公園の桜見物となる。ETCの休日割引の1,000円効果か、朝7時の東名は既に車がかなり走っている。
道中かなりの桜があり、どれも満開で本当に素晴らしい。富士山は霞んでいるものの、富士川SAからは大きな姿が見えた。お花見団子を食べながらの一服ののち、焼津ICへ向かい、150号線を日本坂トンネル直前で左折、道なりに進むと花沢の里の大きな駐車場に至る。

広い駐車場だが3分の1以上埋まっているのは、ゲートボールのお年寄りの車だろうか。農産物を売る売店はタケノコや山菜、柑橘類が安く、帰りには売り切れだと思って先にゲット。また車に戻ってトランクに入れる。

右手の沢沿いに歩いていくとシックな花沢の里に入る。桜も満開で、静かな街だ。

花沢の里   登山口   キランソウ

「高草山 法華寺」を見送ってすぐ右手に、登山コースがある。ここから鞍掛峠を経て満観峰のコースを選ぶ。
植林地帯から茶畑、竹林など変化しながらまずは舗装道路に出る。これを横断して更に登るとまた林道に出合う。更に登るとまた林道になって、そこが鞍掛峠。各林道脇には2台程度停めるスペースがあるが、せっかくなら花沢の里の雰囲気を味わって、山道を歩きたいものだ。

ここまでの急登を我慢すれば、あとは等高線に沿った歩きやすいコースとなる。あちこちの斜面に少しずつ桜が咲いていて、それは綺麗だ。また、この鞍掛峠から高草山へのルートも伸びている。

鞍掛峠   

ここからずっと、白い菫が沢山咲いている。他にはタチツボスミレだが、タチツボの白花だろう。白い花でこれだけあるのは珍しいかもしれない。ニオイタチツボもけっこうあり、どうやらタチツボスミレ類の山のようだ。・・・狭い道を歩いていくと、もう戻ってくる人たちと何度も出会う。地元の登山者なのだろうか。私たちにとっての高尾山のような山かもしれない。

野生化した大きな茶の木の間を縫ってV字に道が曲がると満観峰はすぐだった。広い山頂では、祠の前で数人と神主さんが祝詞をあげ、その後宴会をしていた。
残念ながら期待の富士山は雲の中だが、これはまたの機会のお楽しみに。

コースマップ

いつもよりは少し短めのランチタイムを終えて、日本坂峠に向かって歩き出す。綺麗に刈り込まれた茶畑の中という静岡ならではのコースだ。振り返ると丸い満観峰と、向こうに鉄塔の立つ高草山が見える。

茶畑の中を行く(右手は高草山)アケビの花



このあたりも白花のスミレが多く、ホウチャクソウかという蕾が沢山ある。

しばらくのノンビリ景色を楽しみ歩いていくと、今度は急降下の階段がずっと続く。それでも見事な山桜や大島桜の下を歩くのは嬉しい。あ、猫?と思ったら、ピョンピョン跳ねていったのは、野兎だ。山で兎にあったのは初めて。そういえば、この山域は野鳥も多く、ウグイスの声は勿論、姿を見せる鳥も多い。

 

日本坂峠からは九十九折の下降路で、これも急だが歩きやすい。シャガが沢山咲いている。一旦車道を横切って、更に降りればすぐに法華寺だ。見事な桜と観音像があり、お参りしていく。

法華寺

花沢の里に降り、綺麗なトイレを借りて、駐車場手前の「珍鳥公園」のゲージを覗くと不思議な鳥が一杯。でも狭いところに長い尾を引く孔雀や山鳥などが窮屈そうに入っているのは可哀相。それに、鳥の名前も書かれていないのはなぜ?

 珍鳥その1

桜の綺麗な駐車場に戻り、150号線で日本坂トンネルを越え、安倍川を渡って静岡市へ。後は勝手知ったる静岡市街、静岡祭りで交通規制中の中心街を避けて水落から見慣れた駿府城の外堀に沿って走ると大渋滞。
お堀に枝を長く伸ばした満開の桜に歓声をあげ、石垣と桜のコントラストに感激。市民会館の駐車場に入れようと思ったが案の定、満車。
ここで「奥の手」を使い、某高校の校地内に車を停める。(同窓生だから許してね!)・・・徒歩でお堀に沿った桜を楽しみ、満足して戻る。

駿府公園の桜

帰路は厚木あたりから大渋滞したが、まあまあの時間に到着。皆さんも桜、桜、桜の1日に満足して下さったようで、笑顔で別れる。
次回はスミレの山という高草山をメインに、またこのあたりを歩きたい。


戻る 山一覧へ