摩尼山(韓国・江華島)   2014年3月7日

11:50券売所→11:55階段路・檀君路分岐→昼食(20分)→13:10チャムソンダン→13:15「山頂」13:20→檀君路→13:57分岐→14:50券売所


ソウルからバスで2時間弱の江華島(カンファド)にある摩尼山(マニサン)472mへ。
新村駅からすぐの映画館前から乗る。登山口直行の3100番のバスは本数が少な過ぎて利用できず、一旦江華島のバスターミナルに行き、そこから乗り換えることにする。(3000番のバスを利用。)
バスターミナルでは案内所のおじさんが丁寧に説明してくれた。(日本語も分かる様子。私は勉強も兼ねて韓国語で話したが、日本語のパンフも各種あった。)
すぐに登山口行きのバス(華道:ファド)行きの40番バスが出ると言うので外に出ると、40番は7番乗り場から、とある。
しかしバスが来ない。変だな〜と思っていたら、隣の8番線からおじさんが降りてきて、「こっちだよ。知らなかった?」という。良く見ればお隣に止まっているバス、手書きのボードに「40番」と書いてあるではないか。
教えてくれなかったら、まだまだ7番乗り場でぼ〜っと立っているところだった。この辺りの交通機関のアバウトさには要注意。
このおじさんは、ソウルから乗ってきた二人連れで、車内で運転手に「このバスは摩尼山までいかないんでしょ?」と聞いていた。私は江華島のバスターミナルの時刻表をネットから取って持っていたので、「これをご覧ください。」と紙を渡すと、「初めて なんです。」と言う。「私もです。」と言うと、「じゃ、あとをついて行きますよ。」と笑う。

ターミナルでは私達が案内所に行っている間に、周りの人に摩尼山行きのバスを尋ね、40番に先に乗っていたのだが、私達が隣に立っているのを見つけて、わざわざ降りてきて教えてくれたと言う訳だ。本当に親切で有難かった。
終点までは20分ほどで、あとは貰ったパンフを見ながらこっちこっち、と進むとすぐに入口のアーチが見える。広い駐車場の奥が入口で、便利なことにコンビニもある。

ここは韓国の人にとって聖地でもあり、多くの人が訪れる模様。平日というのに結構人を見かける。

入口の券売所で一人W1,500(150円程)を払い、舗装道路を登っていくと、すぐにおじさんたちに追いつく。彼らは階段路を行く様子。そこで、私達もまずは山頂を踏まないと、と階段路を選ぶ。
「お先に」と言いつつも、もうお昼時なので暫くしてベンチのあるところでちょっと一息。追いついた彼らに「もうお昼なので」と言うと、「おいしく食べて下さいね」(決まり文句)と言いつつ先に階段を上って行った。

3月と言うのに昨夜は雪が舞い、思いがけない寒さ。今日も少し風があり、顔が冷たい。途中の池も凍っていた。夜はマイナス5度程で、昼間も5度位にしか上がらない。

座っていても寒いので、昨日買ったパンをかじったら早々に片付けて、階段を上ることにする。
階段はコンクリートもあれば、土の道を土留めしたものもあり、予想ほどはきつくないが、上がるにつれて景色は良くなるものの、だんだん息が上がって足も上がらなくなる。
直登コースだけあって時間は捗るようだ。いつの間にかだいぶ登りつめ、山頂直下の分岐に出て、ゲートの奥のチャムソンダンにまず向かう。

ここではお祈りしている人も多く、流石、聖地と言う感じだ。ちょっとしたヘリポート位の広さの石垣に囲まれた場所。見渡せば、すぐ隣が山頂のようで、早速向かう。
そこには摩尼山という標柱もあって、皆さん順次記念撮影中。撮ってあげたり撮って貰ったりしていると、先ほどのおじさんが店開きしていて、おいでおいでをしている。
有難く「着きました〜」と行くと、新聞紙を広げてくれて、マッコリを注いでくれたり、お菓子や果物を下さる。(マッコリは飲めないので、Mさんに手伝って貰ったが、一口だけ舐めてみたらおいしかった。)

和やかに話をして、「東京にも来て下さい」と伝えた後、「お先に」と失礼した。この方たちも帰路は檀君路を降りると言う。私達も今度はこのコースを行く。
今度は稜線伝いなのでどんどん進むとちょっとした岩場もあるが、今までに比べると本当に歩きやすく、楽しいコースだ。
それにしても随分進んだなあと思うが、どこまでもまっすぐ進むばかり。このコースでいいの?と思う頃、分岐に出るが、ここは券売所へのショートカットのようで、本来の檀君路ではない。なので、まだ進むと、今度は御夫婦づれに追いつく。休憩しているので、声をかけつつ先に行こうとすると、 「一緒に行きましょう」と日本語で声を掛けられる。

お二人とも日本語を学んだことがあり、奥様の方はかなりうまい。ご主人は山が大好きで日本の対馬にも行ったことがあるとか。日本のアニメが大好きなお子さんたちは、話すのがもっとうまいという。思いがけず親日の人たちに出合い、何だかほっとする。
階段の急降下のあとは、土の道を降り続け、階段路に合流するとすぐに券売所。駐車場に車を停めてあると言う。
ここは不便な所だから、金浦までで良ければ乗せていくと言って下さる。申し訳ないから、と断ると、いやいや一緒に行きましょう、と勧めて下さるので、次の目的地、伝燈寺まで乗せて頂くことにした。


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◆バスで戻る場合◆
またファド・バスターミナルにもどり、3100番でソウル・新村駅方面まで戻るか、別の市内バスで江華バスターミナルに戻ってから3000番で戻ります。
注:伝燈寺(ちょんどんさ)方面は60-2番バスで行けるようですが、その後が非常に大変なので、お勧めしません。


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