甲州高尾山   2007年12月8日

コース:
大善寺9:30〜10:10鉄塔ピーク(柏尾山)10:20〜11:05[930mピーク]11:45〜12:30高尾山〜13:05稜線分岐〜13:30大滝不動


久しぶりに列車での個人山行。今年何度もご一緒したベストメンバーが揃って、天気も最高、歩き出す前から期待で一杯の甲州高尾山。
以前歩いた時は、大滝不動からで、そのあと柏尾山までいかずにどこか途中から無理やり降りて、ぶどう郷駅まで延々歩いた記憶がある。

今回はオーソドックスに大善寺から稜線を登ることにする。

駅に降り立つと、まず目の前に南アルプスの白い山々がお出迎え!
小さな駅なのに豪華なパノラマ。
早速、予約したタクシーに乗ってまずは大善寺へ。

登山口は少し移動したようで、大善寺の境内ではなく、少し先の交差点手前に標識がある。
(「砂防学習公園」の標識あり。)

コンクリートの坂道を登るとすぐに土の急登が始まる。一息でお社になるが、この先はザラザラの急坂が続く。確かに歩きにくいが、展望も素晴らしい。
雨や凍結がなければ大丈夫。

無風で晴天とあって、もう汗がうっすら滲む。鉄塔の立つピークまではこのまま急登というので、とにかくゆっくり、ゆっくりと。

時々ずり落ちそうになりながらも、そのうちに頭上遥かに鉄塔が見えてくると、もう一息でピーク。ここでもう1本の登山道と合流するが、あいにく展望は樹林に遮られていま一つ。
皆さんのザックからリンゴや蜜柑がさっと出てくるので、毎度ながら有難く頂戴する。
ひとまず、本日一番の急登をクリアしたのでほっとする。あとはノンビリ稜線歩きができるだろう。

おしゃべりしながら歩いていくと左手にまた南アが一層高い。眼下の街はまだ靄の中に包まれている。

見上げれば、空も高い。

楽しく歩いていると、カヤトの先に3つピークが見えてくる。これが高尾山だろう。
最初のピークが剣ヶ峰、次が高尾山のようだ。
楽勝だね〜と歩いていると、一旦下って、あらら、また急登。今日はもう急登はないはずだったのにね、と軽口を叩きながらもじっくり登る。

辿り着いたところはまた広〜いなだらかなピーク。貸切なので、ここで早めのランチタイムと決め込む。

360度の展望を我が物に、ポカポカの日差しを浴びて、やっぱり一番のご馳走は白根三山。
残念ながら富士山は顔を出してくれないが、風もなく穏やかな師走の一時を楽しむ。

40分のランチの後は高尾山をめざす。これがまた思いがけず(?)急登で、結構汗をかく。
目障りなアンテナ施設のすぐ上は舗装道路(林道)だ。ここでちょっと立ち休み。

三角点ハント?の男性が二人降りてくるのでびっくり。
気を取り直してまた登ると剣ヶ峰、三角点がある。(1091.9m)
ここにも標識があり、勝沼町がよく整備しているようだ。

そして次のピークが高尾山。やはり立派な標識がある。何の標識も無い目立たピークだったはずが、しっかり整備されている。
眼下に林道がめぐらされているのはちょっと目障りながら、分岐まで20分ほど楽しく山歩き。棚横手は時間切れで諦め、展望台経由で大滝不動を目指す。


(綺麗な実。何の実だろう・・・。)

標識を確認して、歩いて行くとまた林道に出合う。ここから右へ折れて展望台方面へ歩き出すと、向こうから二人連れがやってくる。
今朝一番に抜かれた健脚組のようだ。何と、この先が通行止めで、大滝不動に下りられないという。
それで私たちもこの林道を迂回することにする。お陰で時間のロスがなくなり、有難いこと。

歩道歩きはイマイチだが、迷わず大滝不動へ。タクシーの予約時間まで30分あるので、大滝不動尊にお参りすることにする。
ここに工事の掲示板があった。遊歩道の整備のためにしばらく通行止めにするようだ。

(結構工事期間も長いので、お出かけの方は要注意。)

長い急な階段を登ると奥宮。その奥に登山道が伸びているが、ここが工事中。
作業員の方が、太い木を切って少しずつ転がしていた。本当にご苦労様。

本殿の裏に大きな滝がかかっているが、確かにこの水がどこから流れてくるのか不思議な気がする。

そうそう、前回はこの急な階段を登っただけで早速バテてしまったような・・・。下りるのも気を遣うほどの急な階段だ。
そのうちにお迎えも来て、今度はぶどうの丘へ。Lilyさんが試飲を引き受け、私たちは多数の白・赤ワインにびっくりしながらも、帰りの車中でワインを空けての『忘年会』を楽しみながら、楽しい1日を締めくくった。


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