霧ヶ峰・八島湿原   2004年7月11日

コース:車山肩〜蝶々深山(ちょうちょうみやま)〜物見岩〜奥霧ノ小屋〜八島湿原一周


咲き乱れるニッコウキスゲを見たいと思い、気楽にツアーに参加することに。お弁当もついて5000円でお釣りが来るなら結構お徳。のんびり散策気分で様々な花を目的とした。

コースは迷うことも無く見晴らしも利くものの、残念ながら遠望は望めず。とにかく何種類確認できるか、写してみたら、撮影枚数は110枚を越えた。
ルートの案内も不要(子供でも安全に歩ける3時間程度のコース。)ということで、花の記録としてみよう。

一番目立ったのは、ヨツバヒヨドリ、ノアザミ、シモツケソウ、ニッコウキスゲ、イブキトラノオ等。
ニッコウキスゲは満開で圧巻とはいかなかったが、花の種類は多くて楽しかった。

確認できた花(一部画像なし):

ア行★アカバナシモツケソウアマニュウイブキトラノオウツボグサエビラフジオダマキ(キバナノヤマオダマキ)☆オトギリソウ
カ行★カラマツソウカワラマツバカワラナデシコ☆キツリフネ☆キンバイソウクガイソウクサフジグンナイフウロケブカツルカコソウコウリンカコバノギボウシ
サ行★シモツケソウ
タ行★タカトウダイツリガネニンジン
ナ行★ニガナ☆シロバナニガナ☆ニッコウキスゲノアザミノハナショウブ
ハ行★ハクサンフウロハナチダケサシヒメトラノオ
マ行★マツムシソウミヤマゼンゴ
ヤ行★ヤナギラン☆ヤマホタルブクロ☆ヨツバヒヨドリ
ラ行★レンゲツツジ

黄色〜オレンジ色の花
ニッコウキスゲ(日光黄萓)



別名:ゼンテイカ(禅庭花)
花は1日で枯れてしまうそうです。
コウリンカ(紅輪花)  



花びらが垂れるように咲くのが特徴です。
キンバイソウ(金梅草)



花は4センチ位。大きな花です。
オトギリソウ(弟切草)
(種類不明)

オトギリソウ
(種類不明)

白い花
キバナノヤマオダマキ
(黄花の山苧環)

ハナチダケサシ(花乳茸刺)




カワラマツバ(河原松葉)

タカトウダイ(高灯台)

カラマツソウ(唐松草)

ミヤマゼンゴ?(深山前胡)



やや小さめ。区別は葉っぱが手がかりのようです。
コバイケイソウ (小梅尅吹j



そろそろ終わりのようです。
アマニュウ



セリ科の区別は難しいですね。大きな株です。
白またはピンク色の花
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
(白花の蕾)

ヨツバヒヨドリ(ピンク色の花の蕾)



名前の由来はヒヨドリの鳴く頃に咲くからとか。
四葉と言っても実際には3枚から7枚が輪生するそうです。
(ヒヨドリバナの方は葉は対生)

ヨツバヒヨドリの花

シモツケソウの花
シモツケソウ(下野草)

アカバナシモツケソウ(赤花下野草)

イブキトラノオ(伊吹虎尾)
(白)



群生しています。

イブキトラノオ(ピンク)
ノアザミ (野薊)



沢山咲いていてそれは美しい花です。
カワラナデシコ (河原撫子)



別名:撫子、大和撫子
ハクサンフウロ(白山風露)

 ヤナギラン(柳蘭)



大きくなり群生します。まだ咲き始め。
紫色の花
ウツボグサ(靭草)



別名:夏枯草(かこそう)
花の穂が弓の矢を入れる靫(うつぼ)に似ているところから。
ウツボグサ
ケブカツルカコソウ
(毛深蔓夏枯草)


名前の由来:夏枯草(=ウツボグサ)に似ていて毛が生えているから。
グンナイフウロ(郡内風露)



殆ど終わっていました。
クサフジ(草藤)



右の花と似ています。区別は葉の形でします。
エビラフジ
(箙藤)

エビラフジ
(箙藤)

ノハナショウブ(野花菖蒲)


区別の仕方:花の付け根の模様や色
アヤメ(文目)は、その名のとおり網のような模様が入り,
カキツバタは、花は青紫、花弁には白か淡黄色の斑紋,
野花菖蒲は、花が赤紫で、黄色の線が入ります。
コバノギボウシ(小葉擬宝珠)?

クガイソウ(九蓋草)

ヒメトラノオ?(姫虎尾)の蕾

マツムシソウ(松虫草)



気の早い花が咲いていました。秋の花です。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)


別名:シャジン

これも秋の花です。


  案内図 (クリックで拡大します。)


物見岩はちょっとした休憩に適しています。そこそこの広さがあります。 物見岩から振り返ると・・・レーダードームの立つ車山が見えます。
この先は八島湿原へ降りて行く道になります。
岩があり滑りやすい段差のある道です。
湿原は、三角形の台地状になっているのが分かります。



八島湿原は大きな高層湿原で、周囲は木道が整備され、歩きやすく花の名も表示されていて楽しめます。


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