堀坂山・獅子ヶ岳   2010年3月12日夜〜13日

堀坂山:堀坂峠5:25〜6:14堀坂(ほっさか)山6:20〜6:45堀坂峠
獅子ヶ岳:日の出の森8:35〜9:12注連指との分岐〜9:28岩場〜9:35山頂9:50〜10:42日の出の森


ひさしぶりの山行は、伊勢の山。伊勢神宮にも立ち寄るということで、今回も参加者は多く、マイクロバス2台で都内を出発。順調に走って松坂の堀坂山登山口へ向かう。
日の出の30分前には明るくなるだろうと、時間調整をして登山口の堀坂峠に着くが、まだ真っ暗。そこで各自ヘッドランプをつけて登り始める。
幸い足元は明るく照らされ不安はないが、周りが何も見えない。

20分ほど歩くとようやく辺りが明るくなり、鳥の声が聞こえ始める。するとすぐに大きな大日如来像が現れるがここがほぼ中間点とか。 それからまた少し頑張るとまた大きな社や如来様のおわす山頂(757m)に出る。

大日如来(中間点) 山頂にて

静かな朝の風景。見れば雲の上にはお日様が。気温も高めで、厚着してきたので汗ばむほど。

さあ、次の山が待っている、と下山開始。あっという間に降りてしまう。良く見れば、登山口には大きな鳥居があった。
登山口


次は獅子ヶ岳へ。山道をどんどん登っていくと、日の出の森という標識と広い駐車場、トイレがある。一旦降りたが、まだ上まで舗装道路が延びているのでまたバスにのってもう少し上がるとそこが終点。ここも広い駐車場だ。
身支度を整えて歩き出す。
大きな案内板があるが、不思議なイラストで、獅子ヶ岳にはどうつながっているのか分からない。しかし、すぐに足元に「獅子ヶ岳登山道 山頂まで1900m→」の標識が目に入る。

すぐに右手に大きな東屋が見えるが、このあたりから黄色い手書きの案内板が現れ、左手の山道に入っていく。
温暖な気候なのだろう、伊豆や房総の山のような植生で、ヒメシャラやアセビが多い。

山頂まで500mの案内板が現れるあたりは結構急坂だが、おしゃべりしながら歩いて行く。花がまだないのはちょっと残念。

山頂まで500m

そのうちに分岐を過ぎて大きな岩場(展望岩/獅子岩)を登って行くようになると山頂は近いようだ。

シハイスミレか、小さなスミレがぽつんと咲いている。
それからサイシンのような葉が見えるのでちょっと枯葉をかき分けてみるとかわいい花があった。

分岐 獅子岩 (何サイシン?)

もうすぐ山頂かなとおもうが結構じらされる。でもあと5分の案内板が現れ、山頂に到着。アセビが綺麗だ。ここで大休止。せっかくなのでコーヒーを飲む。
アセビ   (山頂まで5分の標識)

ふ〜っと一服しているともう下山開始。あわてて片付け、降り始めると早いこと早いこと。あっという間に下山完了。
さあ、次は(実はメインの)伊勢神宮へ!とバスに急ぐと下で何か叫んでいる。え?何??

あろうことか、ドライバーのOさんがいないという。今日は東京まで帰るため、伊勢神宮を13時には出発したいということで、山中も急いできたのに・・・と愚痴も聞かれるが、 結構お年のOさん、呼べど答えず、なかなか戻ってこないのはひょっとして事故でも、と大騒ぎになる。
私も含め、数組の「捜索隊」が出動し、大声で「Oさ〜〜ん!!」と呼びながら山に分け入るがなかなか見つからない。滑落で大怪我でもしていたら・・・・。不安が募る。

あっちこっちを探し回るうちに、向こうから「いました〜!」と声が聞こえて一安心。あわてて駐車場へ向かってえっちらおっちら、結構よく歩いた。
さて、Oさん、詳細はご本人が語らないが、両ひざ下が泥だらけ、息せき切って下の道から登ってきたというので、やはり山道で「転落」したのかもしれない。
幸い怪我もなく、運転は続けられたが、大事件にならず本当によかった。ただし、ここで30分のロスタイム。

さて高速道路で伊勢へ。土曜日でもあり県外の車が多数。一般車は駐車場60分待ちという表示を横目に、バスは別レーンをスイスイ。駐車場に誘導されて、外宮を参拝すべくバスを降りる。
大変な人出で、さすがはお伊勢さん。私も小学生の時以来だから、一体何年振りか。

伊勢神宮(外宮[げくう])

さすがに広い。木々も手入れが行き届き、団体さんも多い。奥に進んで階段を上ると参拝所。意外と小さい感じ。でも出雲大社もこんな感じだったかな。若い子がたくさん、神妙な顔をしてしっかりお参りしている。そのせいか、列が余り進まない。
次にお守りを買うが、何だか高いなあ。(こんなことを言っていてはご利益もないかな。)でも、せっかくなので、1個1000円のお守りを2個買う。
お参りを済ませ、今後は「おかげ横丁」へ向かうというので一緒に歩く。まず、商店街の奥にある「赤福」でぜんざい(500円)を頼む。前回食べた皆さんのお勧めだ。お茶や塩コンブに梅干しもついて美味しい。

皆さんはこの先に「おかげ横丁」へ向かったが、私は戻って生ういろうの虎屋へ。妹のリクエストなのだ。
いろいろ種類があってあれこれ買いたいのだが、如何せん日持ちしないので、1本だけ買う。

慌ただしかったが、全行程無事終了、東京へ向かう。Oさんの「事件」の影響か、いつも法定速度遵守のSさんも結構飛ばしている。幸い大きな渋滞もなく、20時には都内に戻れた。

久しぶりに皆さんと会えて楽しい山行だった。



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