日向山   2010年4月3日

尾白川駐車場9:37〜9:42「日向山50分」の標識〜10:25林道出合〜10:28山道へ〜10:37矢立石登山口〜11:30錦滝11:55〜13:00山頂13:05〜14:23矢立石登山口〜15:05尾白川駐車場


3度目の日向山。今回は竹宇駒ケ岳神社の駐車場(尾白川駐車場)から日向山を目指す。最近ネットでよく見かけるコースだ。
「日向山 矢立石登山口」という標識に導かれて歩くとそのうちに左手に建物が現れ、尾白売店・キャンプ受付などと看板にあるが、使われていない様子。そのすぐ先に分岐がある。 ここで尾白川渓谷への道と分かれて日向山へのコースを登っていく。

「日向山/矢立石登山口50分」とある。ここから登り始めるが、落ち葉が積もったジグザグの山道は結構な傾斜で、登り始めると息が上がってくる。

標識は随所にあり、赤テープも目立つ。 そのうちに道は尾根線上を登っていき、舗装された林道に出合う。ここから標識に従って左へしばらく歩くとまた林道になって山に入っていく。

急登もここまで。ようやく矢立石の登山口に到着。既に乗用車が数台停まっている。
ここからゲートの先、錦滝まで進むと、なだらかながら倒木があちこちで林道を塞いでいる。過日の暴風のせいか、根元から折れたり裂けた木々が痛々しい。
しかし、雪を頂いた鳳凰三山や、甲斐駒が見えて思わずシャッターを切る。歩くにつれて鳳凰が姿を消し、甲斐駒は麻利支天が良く見えてくる。錦滝まではほぼ等高線沿いながら、結構時間がかかる。道の上には倒木の他に落石が多数。 花崗岩の岩は脆いのかもしれない。
何度か甲斐駒の雄姿をカメラに収めつつ、ようやく水音が聞こえてきて錦滝。ここでお昼。

甲斐駒ヶ岳錦滝からは急登

ここからは急傾斜に鎖、ロープ、梯子で気が抜けない。傾斜が緩み始めるとようやく稜線出会いが視界に入り、真っ白な砂の斜面が姿を現す。雁ヶ原(がんがわら)だ。足元の砂地を踏みしめて稜線に出ると強風だ。
燕岳に良く似た景色が広がり、独特だ。が、冷たい風が容赦なく吹き付け、Yさんと共に、我慢できず立ち止まって風除けを羽織る。

向こうは八ヶ岳 甲斐駒

山頂では一層大きな甲斐駒と、目を転じれば八ヶ岳が良く見えるが、何せ冷たい風に追われるように早々に下山。
周回コースで山道を矢立石に向かい始めると今度は風も遮られ暖かい。良く見ればしっかりした標識が新設?され、山頂が10/10、矢立石を10/0として位置が良く分かるようになっている。

途中で一服しながら、歩きやすい道をおしゃべりしながら降りて行く。すぐに降りてしまうかと思ったが意外と時間がかかった。

矢立石からはまた元の山道を駐車場まで戻る。改めて急傾斜に驚きながら、ずんずん降りて今度はあっという間に駐車場へもどった。
さて、実はこれからがメイン?の「山高の神代桜」を見に行くのだ。三春の滝桜、根尾谷の薄墨桜とならんで日本三大桜と呼ばれる桜だそうで、北杜市の実相寺にある。
マイクロで向かうと、神代桜の幟(のぼり)が道の傍に沢山はためいでいる。迷うことなく小高い丘の上に向かうと、駐車場の順番待ちで乗用車や大型バスで渋滞中。

そこで我々は降りて徒歩で向かうと、桜に囲まれた賑やかな一角が目に入る。三春などと違い、近隣の個人宅が庭先を臨時駐車場に仕立てて客引きをしていたり、なんとなく統制がとれていないので辺りは騒然としている。
お寺の辺りには3時を過ぎても人がいっぱい。神代桜はというと、樹齢2,000年で人垣が出来ているのですぐに分かる。
根元の太さは目を見張るが、さすがに老齢のせいか、枝の支柱でようやく維持されている感じ。ちょっと痛々しい。
しかし周囲の他の桜も満開で、見ごたえはあった。


◆神代桜◆


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