コース: 大月駅〜真木保育園前バス停9:00〜9:15登山口(真木)〜女幕山〜11:00花咲山11:30〜サス平〜12:50登山口(浅利) コロナ後復帰第2弾は、お誘いを受けて、いきなり難易度が上がって大月の里山、花咲山へ。 久々の5時起きに眠い目をこすりながら中央線乗車、大月下車。当初の予定を変更し、まず花咲山に登ることとし、バスを利用。 駅前の2番乗り場から、8:40発の「ハマイバ前」行きに乗車。真木バス停で下車という情報ながら、念のため運転手さんに尋ねると、そのバス停はなく、下真木か上真木らしい。 そこで、地図を見せてどこで降りるか相談すると、道すがらなので「真木保育園前」が近いのでは、という。降りてお寺と反対側にわたって行けばよさそうだ。 地形図を見ながら大体のあたりを付けて歩いていくと、花咲山→という標識を見つけてほっとする。(もしかすると、バス停はもう1つくらい先でもよいかもしれない。) この山は、昭文社では高尾版になるが、「稚児落し」で知られる岩殿山のお隣の山だ。(別名 梅久保山) 地形図には何と登山道が書いてないが、実際には717mピーク(女幕山)、755mピーク(花咲山)、610m三角点を通るきれいな稜線を辿るルートだ。 近頃熊の被害が多いので、うるさい位に鈴を鳴らしながら登っていく。麓は秋の花が綺麗だ。 民家の間を抜け、一度舗装道路を横切ってから山道に入る。昨夜の雨の後で、足元は濡れている。 登り始めからなかなかの急登で、マスクを外してゆっくり歩くことにする。アキノキリンソウやセンブリが迎えてくれる。が、圧倒的に多いのはコウヤボウキ。花が綺麗だ。 一旦分岐で別ルートと合流してからは稜線伝いの1本道。富士山がひょっこり顔を出している。 登山道には標識がしっかり整備されており、道も明瞭、ただ少し痩せている。静かな山だ。 そのうちに「女幕岩」標識のピークに到達。よく見ると、岩場にはロープが張ってあり、岩場直下の巻き道があるものの、ロープがあってもなかなか急でちょっとびっくり。 ロープが一部外れていたことに気づかず、ちょっと失敗。標識の向きから正しいルートに戻れたが、植生保護の点からも慎重に歩きたい。 ここで少し休んで、次のピークをめざす。滝子山や反対側の三つ峠山など、今日は展望にも恵まれている。 ここからすぐに標識があり、直進すれば岩場の「胎内仏道」(=「難路」ともあり。)と、直角に下る「迂回路」になっている。まあ、直進しても全く問題なさそうだったが、せっかくの迂回路だし、 ここは有難くそれに従うことで意見が一致。 一旦下ってロ―プに導かれて進む。見上げる巨岩群にびっくり。(もう少し体が慣れていたら、是非直進してその上を歩いてみたいのだが。) 直下を歩くのだが、実はここがザレていて、まあ滑ること。へっぴり腰で恐る恐る一歩ずつ。ストック必携である。 すぐにまた合流し、ひと登りで山頂。ここでお昼にする。どうやら今日は貸し切りのようだ。 時間が早いと余裕がある。ここからは下っていくのだが、濡れ落ち葉の急降下はなかなか大変。慎重に、慎重に。 610m三角点を過ぎると僅かに尾根線を過ぎてから右手に直角に折れて急降下。幅の狭い急斜面のへつりなので、いささかビビる。 ここも無理せず慎重に。 そのうちにようやく斜面も緩やかになって中央道の騒音が大きくなってくると、背の高い笹やぶ(ルートは明確)を抜けてだらだら下って高速の側道に出る。 誰とも会わず、静かな里山を満喫した。 因みに、ここから登る場合には登山口が分かりにくいと思う。 大月駅から来た場合、頭上を高速道路がかなり高いところを通っているが、それを過ぎてしばらく(300m位)歩いてから、逆V字に左に入って、高速道路と同じ高さまで登り返す。 高速道路にぶつかったら右手に側道が続いているので、それを暫く歩けば、しっかりとした登山口の標識がある。 で、今回はおまけがあって、もう少し花を見ようと、稚児落しに足を延ばす。ここから歩いて今度は岩殿山へ。 流石に人が多い。すれ違いもある。何よりまた凄い急登だ。ロープや鎖場もあって、だんだん登るのが辛くなる。 それだけでなく、降りるのも大変な急登なので、このまま岩殿山まで行ってしまいたくなったのだが、そこはベテランのiさんに宥められて、時間切れで稚児落しの手前の岩場で小休止し、コシオガマの群落を見て、覚悟を決めて下山。 嫌な下りだと思いつつ、気が付けばあっという間に降り切ってしまった。(^-^; 後はノンビリおしゃべりを楽しみながら大月駅に向かった。 花咲山は細かいup downも多く、尾根も痩せ気味、急登も続くので足元はくれぐれも気を付けて。 岩殿山には後日またリベンジを誓って、待たずに乗れた中央線で明るいうちに帰宅できた。 いつもながら山友に感謝。 これで少し自信もついたので、高尾に復帰しなくては!(^^♪ 戻る 山一覧へ |