コウリンカ | 休憩の効果か、体がようやく慣れたのか、だんだん調子が出てきて、今度は団体さんに追いつく。・・・あまり山に慣れていない様子で列も長いので、思い切って少しずつ抜かせてもらう。いつもは逆の立場なのになあ・・・。でも、抜くにも気力・体力が要る。 ここまで来ると前方に稜線が見え、見晴らしも良くなって一層調子が出てくる。嬉しいことに花も沢山咲いており、前回より大分遅いので駄目かと思っていたニョホウチドリが何とか残っているではないか。 ウスユキソウやシモツケも盛りのようだ。細い花びらが垂れていて、普段はあまりパッとしない姿のコウリンカも、とても綺麗に咲いている。 |
団体さんを抜ききってちょうど雷岩に出る。息を整え見晴らしを楽しんでいると急に小雨が降り出す。とにかくも大菩薩嶺まで足を伸ばし、樹林の中の「山梨百名山」の前で記念撮影を済ませると、すぐに取って返す。 雨は激しくならない代わりに止む気配も無い。この先はなだらかな展望の道。賽の河原に綺麗な避難小屋があるので、そこまで我慢して歩くことにする。 このあたりもお花畑で、ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)なども咲いている。 |
シモツケ | カイフウロ(甲斐風露?) | ホソバノキソチドリ 細葉の木曽千鳥 |
稜線漫歩を楽しんでいると雨もやや小ぶりとなる。Lilyさんが、折角なので展望のよいこの辺りで、ということで、標高2000mの岩場に陣取ってお昼とする。 横浜からというカブスカウト達もこのあたりでそれぞれ店開き。おにぎりを頬張っている。 富士山の頭に雲がかかったままなのは残念だが、いつもながら良い眺めだ。 朝入れたお湯はまだ熱く、コーヒーもおいしい。時計を気にせずゆっくり味わう。個人山行ならではの楽しみだ。 30分のランチタイムを終えて、またお花畑を歩いていく。・・・あっという間に大菩薩峠、その手前でまた団体さんに追いつく。 |
合羽の上だけ着て少し様子を見ていると、雨がやや弱くなったので、予定通り熊沢山経由で石丸峠に向かう。この先に向かう人は極端に少ないのか、急に静かになる。 念のためここで鈴を出して、鳴らしながら歩く。前回もそうだったが、あまり花のない道である。木の根に気をつけながら上れば、暫くで越えられる山だ。 ここを過ぎるとまた笹原の見晴らしの良い道となる。花たちをカメラに納め、分岐から小屋平に向かう。もう誰も居ない。 |
近くに案内板がある。(これを見ながら歩けばよかったのだが、地形図とルートマップだけでは、この先で悩むことになった。) この先は整備されているのか、きちんと階段になっている。降りたところが親水広場で、水遊びができるようだ。 しっかりした道なので間違いは無かろうと思いつつも、車道と離れて行くのでちょっと不安になる。 結局、時間的には予定通り。最後になだらかに坂を上がるとロッジ長兵衛の前に出る。 | 案内図(クリックで拡大します) |
さて、今度は温泉へ。嵯峨塩温泉に寄ることになるが、入浴は15時までとなっており、残念ながら今回は遅刻。諦めて、次の「やまと天目温泉」へ。(このルート上には4箇所の温泉がある。) 地域の人は300円だが、部外者は800円。ちょっと高いなと思うが、仕方ない。お風呂は綺麗で、源泉も出ている。 ゆっくり入って休憩室で一服。気分もリフレッシュ。 あとは安全運転で帰路に着く。幸い大した渋滞も無く、みなさんを駅に降ろして、無事帰宅。 |