ユキワリイチゲ (雪割一華)
Anemone keiskeana キンポウゲ科イチリンソウ属
全体
徳島県内 2007.03.02
花
徳島県内 2007.03.02
花期3〜4月
花径3〜3.5cm
花色白色〜淡紅紫色
草丈花茎の高さ15〜30cm
茎葉3枚が輪生、卵状披針形、無柄で欠刻がある
根生葉3小葉。小葉は三角状卵形または菱形で先は鋭形、鋸歯がある。
生活史多年草
生育場所山地の渓谷沿いや山麓の樹林内、竹林など
分布本州(近畿地方以西)、四国、九州
別名ルリイチゲ
その他徳島県絶滅危惧II類

花粉症の私にとって、山に咲く早春の野草の撮影は長らく避けてきました。しかし装備を工夫すれば花粉症でも山に登れることを発見し、この年からは、早春でも山へ行くようになりました。ユキワリイチゲも長らく撮りたかった花の1つです。

白色〜淡紅紫色の清楚な花をつけます。花弁のように見えるのは実は萼片で、その数は12〜22枚、ユキワリイチゲに花弁はありません。雌しべ、雄しべとも多数で葯は黄色です。花は日が当たらないと開かないそうです。

特徴的なのは根生葉で、汚れたような白っぽい斑があります。裏返してみると紅紫色をしておりなかなか美しいのです。

根生葉
根生葉の写真 徳島県内 2007.03.02
茎葉と花茎
茎葉と花茎の写真 徳島県内 2007.03.02
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