ヤマシャクヤク (山芍薬)
Paeonia japonica ボタン科ボタン属
全体
徳島県内 2007.04.29
花
徳島県内 2004.05.08
花期4〜6月
花径4〜5cm
花色白色
草丈30〜60cm
茎葉互生、2回3出葉、小葉は楕円形〜倒卵形、先は尖る。
根生葉
生活史多年草
生育場所山地の樹の下
分布本州(関東地方以西)、四国、九州
別名
その他環境省絶滅危惧II類、徳島県準絶滅危惧

白く大きな花を咲かせます。山地の木の下で白い花があちこち、ポッ、ポッと咲いている様は清楚で美しいのです。

花の中を覗いてみると、まず雌しべが目立ちます。雌しべは通常3個で、花柱の先は赤くなり外側に曲がりっています。これがまるで昆虫か何かの足に見えたことがあり、ビックリしたのはつい昔のことです。

雄しべは多数あり雌しべを取り囲んでいます。咲き始めの雄しべは白く伸びた触手のようで、その頃の花は幽美な美しさを持っています。

果実は袋果で裂開し、内面は赤色、未熟の種子は赤、完熟種子はルリ色を帯びた黒色で、とても美しいのだそうです。

果実
果実(未完熟)の写真 徳島県内 2006.06.12
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