ヤブカラシ (藪枯らし)
Cayratia japonica ブドウ科ヤブカラシ属
全体
藍住町 2005.09.11
花
藍住町 2005.09.11
花期6〜8月
花径5mm
花色淡緑色、花盤は黄赤色
草丈つる性
茎葉互生、5小葉からなる鳥足状複葉。
頂小葉は狭卵形で波状鋸歯があり、鋸歯の先は小さな突起に終わる。
根生葉
生活史多年草
生育場所畑や藪に普通
分布北海道(西南部)、本州、四国、九州、沖縄、小笠原
別名ビンボウカズラ
その他

河川敷の荒れ地などでよく見かける野草です。花は小さく、平面状に広がった柄の先にたくさん咲きます。花びらの色は淡緑色なのですが、俗に花盤と呼ばれる部分が黄赤色をしており、こちらの方が目立ちます。名前は藪を枯らしてしまうほど繁殖するからだそうです。

ヤブカラシの実に関してですが、皆さんは見たことがありますか? 私は注意したことがなくてまだ見たことがないのですが、最近の研究で、ヤブガラシには2倍体と3倍体があることがわかったそうです。2倍体は実をつけるそうですが、3倍体はつけないそうです。西日本では2倍体が生き残っている傾向があるそうなので、探せば実を見ることが出来るかもしれませんね。

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