ツルギハナウド (剣花独活)
Heracleum moellendorffii var. tsurugisanense セリ科ハナウド属
全体
徳島県内 2006.08.06
花
徳島県内 2006.08.06
花期7〜8月
花径写真の中の大きなものは約14mm
花色白色
草丈1m前後
茎葉互生、3出葉か単羽状複葉で3〜5小葉を出す。
各小葉はさらに裂け、縁には鋸歯があり先はとがる。
根生葉
生活史多年草
生育場所四国の高山
分布四国の高山(剣山地、石鎚山脈)
別名
その他環境省絶滅危惧II類、徳島県絶滅危惧II類。剣山が基準産地である。

白い小さな花が多数集まったものが、さらにいくつも集まって、大きな花を形作ります。その様子はまるで花火のようです。このような花の付き方を複散形花序とよびます。

上の花の写真は、複散形花序のなかの1つの塊部分(小散形花序)をクローズアップしたものです。小散形花序の外側の花は、内側の花と比べると大きくて、形も違いますね。外側の花の花弁は、外側のものほど長くなっています。

全体的にハナウドとよく似た姿をしていますが、ハナウドの花期はツルギハナウドよりも早く5〜6月です。またハナウドの葉は両面に毛がありますが、ツルギハナウドの葉は毛はほとんどなく、さらにハナウドの小葉に比べて丸みを帯びています。

茎
茎の写真 徳島県内 2006.08.06
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