ツリフネソウ (釣舟草)
Impatiens textori ツリフネソウ科ツリフネソウ属
全体
徳島県内 2005.09.18
花
徳島県内 2005.09.18
花期8〜10月
花径正面幅25〜27mm、側面の長さ35〜40mm
花色紅紫色
草丈50〜80cm
茎葉互生、菱状楕円形、先はとがり基部はくさび形で縁に鋸歯がある。
根生葉
生活史1年草
生育場所山野の湿地
分布北海道、本州、四国、九州
別名
その他徳島県絶滅危惧I類

じつに不思議な形をした花を咲かせます。この花は3枚の花弁と3枚の萼からなるそうで、一番の特徴である後ろのクルリと巻いた部分(距)と、その前の筒状の部分は花弁ではなく萼だそうです。なお距の部分には蜜がたまります。

花弁は花の前面にあり、帽子のつばのような部分と下に垂れている2枚がそうです。この下側花弁の付け根の部分には、まるでサメの歯のような並びをした小突起が並んでいます。花を見る機会があったらぜひ観察してみてください。

花序には数個の花がつくのですが、それらが同時に咲くのではなく順番に咲くようです。そしてまだ咲いていないつぼみの形が、花をちょうど小さくした形をしており、これもまた不思議な形をしています。

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