ツチアケビ (土木通)
Galeola septentrionalis ラン科ツチアケビ属
全体
池田町 2005.06.19
花
池田町 2005.06.19
花期6〜7月
花径長さ約3cm
花色黄褐色
草丈50〜100cm
茎葉退化し鱗片状
根生葉
生活史腐生植物
生育場所落葉樹林下または笹の群落中
分布北海道、本州、四国、九州
別名ヤマノカミノシャクジョウ
その他葉緑素を持たない腐生植物

まったくもって不思議な姿をしています。葉緑素を持たないため全体的に褐色で、それがまた異様さを増しています。花を見ると真ん中に白い棒状のものがありますが、これはずい柱と呼ばれるもので雄しべと雌しべの合着が進んだものなのだそうです。

全体の姿にも増して変わった形をしているのが果実です。まるでソーセージのような物体がたくさんぶら下がります。果実の色は紅色で長さは6〜10cm、直径3cmほどですが一度見たら忘れません。この果実がアケビに似ているからツチアケビという名がついたそうです。

ツチアケビは腐生植物であり、きのこのナラタケと共生します。

果実
果実の写真 佐那河内村 2006.09.03
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