テンニンソウ (天人草)
Leucosceptrum japonicum シソ科テンニンソウ属
全体
一宇村 2007.09.09
花
一宇村 2007.09.09
花期9〜10月
花径写真のもので3〜4mm
花色淡黄色
草丈50〜100cm
茎葉対生、長楕円形〜広披針形、先は鋭くとがり、縁には鋸歯がある。
基部はくさび形で短い葉柄がある。
根生葉
生活史多年草
生育場所山地の木陰や山の草原
分布北海道、本州、四国、九州
別名
その他地下茎は木化する。

9月、剣山で群生する姿がなかなか見事な植物です。花色は地味ですが、茎の先にスッと直立する花穂を出し、それが多数林立する姿は、あたかも雲上に立つ天人のようでもあります。

花冠は筒状の唇形で、上唇は浅く2裂、下唇は3裂します。苞は幅が広く先は尾状に突出し、開花するにつれ落ちていきます。雄しべは4本と、先端が2つに分岐した雌しべ1本を持ち、ともに花冠より長く飛び出します。雄しべは下側の1対がやや長く、上の花の写真でもそれがわかりますね。なお上の花の写真には花冠の下に苞も写っています。

テンニンソウの名の由来は、本当のところはよくわかっていないそうです。

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