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花期 | 11月〜5月 |
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花径 | 写真のもので2cm弱 |
花色 | 緑褐色で内側は濃紫黒色 |
草丈 | 葉の長さは6〜10cm |
茎葉 | |
根生葉 | 卵形〜卵状楕円形、形や斑紋に変異が多い |
生活史 | 多年草 |
生育場所 | 低山の林内 |
分布 | 本州(和歌山県)、四国(徳島県、高知県) |
別名 | |
その他 | 環境省絶滅危惧II類、徳島県準絶滅危惧 |
カンアオイの仲間は同定が難しく、この写真のものも結構苦しみました。植物辞典の検索表からカンアオイ(カントウカンアオイ)であろうと導き出されたのですが、徳島県内ではカントウカンアオイは自生しないようです。 そこでもう少し調べてみると、県内に自生するカンアオイの仲間には、ナンカイアオイ、ツチグリカンアオイ(シシクイカンアオイ)、モモイロカンアオイ、ヒメカンアオイがあるようです。このうちツチグリカンアオイは萼筒が著しくくびれるので対象から外れ、またモモイロカンアオイは花色が違うので外れました。そして葉の形や撮影地からヒメカンアオイを外し、ナンカイアオイと同定しています。 萼筒は釣鐘形で、3枚の萼裂片は全開します。萼筒の入口には白いリングが目立ちます。花柄や萼筒の外面には毛はなく、雄しべ12本、花柱は6本です。花柱の先は2裂して、その基部の外側に柱頭があります。上の花はもう終わりかけのようで、内部の子房はかなり膨らんでいるようです。 ナンカイアオイは徳島市が基準産地です。 |
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