ナベワリ
Croomia heterosepala ビャクブ科ナベワリ属
全体
佐那河内村 2007.06.10
花
佐那河内村 2008.06.01
花期4〜5月
花径花被片4枚のうち3枚は長さ5〜7mm、もう1枚は8〜10mm
花色黄緑色
草丈30〜60cm
茎葉互生、卵状楕円形、先はとがり基部はわずかに心形。
ふちは細かく波打ってちぢれている。
根生葉
生活史多年草
生育場所暗い湿った林内
分布本州(関東地方以西)、四国、九州
別名
その他

葉の腋からポロロンと細い花柄を伸ばし、その先に地味な色の花を下向きに咲かせます。初めてこの花と出会った時は、他では見ない独特な形の花だなあと思ったものです。

花被片は4枚あり平開して十字に開きますが、その内の1枚が他より大きく、それがこの植物の特徴ともなっています。雄しべは4個で葯は黄赤色だそうです。花は盛りを過ぎると、花被片が内側へ巻きます。

ナベワリとは「舐め割り」が転訛したもので、葉には毒があり、舐めると舌が割れてしまうという意味だそうです。

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