ムシトリナデシコ (虫捕り撫子)
Silene armeria ナデシコ科マンテマ属
全体
藍住町 2006.07.02
花
藍住町 2006.07.02
花期5〜7月
花径約1cm
花色紅色、淡紅色、まれに白色もある
草丈30〜70cm
茎葉対生、卵形〜卵状披針形、基部はやや茎を抱く
根生葉
生活史1年草または越年草
生育場所市街地、荒れ地、道端
分布ヨーロッパ原産、日本各地で見られる
別名ハエトリナデシコ
その他花のつく枝の一部に粘液を分泌する部分がある

5つの花びらを持つ、よく目立つ花を咲かせます。江戸時代の末に観賞用に導入されたものが各地で逸出し野生化したもので、もとはヨーロッパ原産の植物です。

茎の上部の節の下に粘液を出す部分があり、触るとねばねばします。ここに虫がくっつくことからムシトリナデシコと呼ばれています。ただ食虫植物ではないので、ひっついた虫から養分を取ることはないようです。

花の後ろ側の萼を見ると細長い円筒状です。花の大きさに比べてずいぶん長い感じがします。この萼筒には縦に長い脈が何本もあります。なかなかおしゃれな模様ですよ。

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