ムサシアブミ (武蔵鐙)
Arisaema ringens サトイモ科テンナンショウ属
全体
勝浦町 2006.05.21
花
勝浦町 2006.05.21
花期3〜5月
花径写真のものは仏炎苞の高さ10cmほど
花色暗紫色(または白緑色で一部暗紫色)
草丈50cmに達することもある
茎葉2個。小葉は3枚で小葉柄はなく菱状広卵形で急尖頭、全縁。
先端は伸びて糸状になることが多い。
根生葉
生活史多年草
生育場所海岸や谷沿いのなどの湿った林内
分布本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
別名
その他付属体は白色の棒状

テンナンショウの仲間にあって、一目で名前がわかる独特の仏炎苞を咲かせます。縦に白条がたくさんあり、口辺部は張り出して耳状です。舷部は袋状に巻き込み、さらにその先端は前に突き出しています。私はこの仏炎苞を見た時、車のシフトノブを思い出しました。

撮影場所では、葉の長さが30cm以上に育った大きな株がいくつもあり、なかなか壮観な眺めでした。

名前の由来は、仏炎苞の形が昔武蔵国で作った鐙(あぶみ)の形に似ていたからだそうです。

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