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花期 | 3〜4月 |
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花径 | 1〜1.5cm |
花色 | 白色、淡青色、淡紫色、淡紅色など変異が多い |
草丈 | 花茎の高さ10〜15cm |
茎葉 | 輪生、3枚で卵形、柄はなく全縁。 花のすぐ下にあり萼のように見える。 |
根生葉 | 心臓形で3浅裂し、裂片は全縁で先はとがる。 |
生活史 | 多年草 |
生育場所 | 落葉広葉樹林の林床 |
分布 | 本州(中部地方以西)、九州 |
別名 | ユキワリソウ |
その他 | 環境省準絶滅危惧、徳島県絶滅危惧I類 |
何だか手裏剣にでもなりそうな、そんな葉をつける植物です。春まだ浅い林の中で、小さな花を地面近くに咲かせるかわいい植物です。 花色は変化が多いそうですが、私が見たのはほとんどが白花でした。花には雄しべ、雌しべとも多数あります。なお花弁のように見えるのは実は萼片で、花弁はないそうです。じゃあ萼のように見えているのは何かというと、これは茎葉だそうです(辞典によっては総苞としているものもある)。うーーん、紛らわしい。 ミスミソウと似た花にスハマソウがあります。その区別は根生葉の葉先が尖るかどうかだそうです。先が尖るのがミスミソウ、丸っこいのがスハマソウです。ただし尖り具合の変化は連続的のようで区別が難しい場合もあり、スハマソウもミスミソウと見なす意見もあります。 ミスミソウの名の由来は葉の形に基づきます。 |
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茎葉と花茎の写真 徳島県内 2008.03.29 |