コマツヨイグサ (小待宵草)
Oenothera laciniata アカバナ科マツヨイグサ属
全体
徳島市 2007.10.21
花
徳島市 2007.10.21
花期4〜11月
花径約2〜3cm
花色淡黄色
草丈5〜60cm
茎葉互生、無柄で倒披針形〜長楕円形、
縁は浅裂し鋸歯があるかまたはほぼ全縁で、波立たない。
根生葉有柄でロゼット状
生活史越年草
生育場所乾いた砂地
分布北アメリカ東部原産、本州(関東以西)〜九州に分布
別名
その他花はしぼむと橙色になる。

海岸の砂地やその近くで見られるマツヨイグサの仲間です。花は小さく、普通初夏から夏にかけて咲きますが、暖かい所ではその前後の季節でも見られます。

花弁は4枚で広い倒卵形で先はへこんでいます。雄しべは8個で花糸は葯の真ん中にT状につきます。柱頭は葯に取り囲まれ、先は4裂します。上の花の写真を見ると、葯の回りの花粉に、なにやら糸状のものがへばり付いているように見えます。実はこれ、粘着糸と呼ばれるもので花粉から出ているそうです。この粘着糸は受粉のための重要な役割を持っています。詳細はぜひインターネットで調べてみてください。

果実は刮ハで長さは2〜5cmの円柱状、ややカーブすることが多く、また上向きの短毛が生えています。

徳島県でのコマツヨイグサの侵入は、昭和23年小松島港にて確認されたそうです。

刮ハ
刮ハの写真 徳島市 2007.10.21
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