キキョウ (桔梗)
Platycodon grandiflorum キキョウ科キキョウ属
全体
徳島県内 2005.08.14
花
徳島県内 2005.08.14
花期7〜9月
花径4〜5cm
花色青紫色(淡紫色や白色あり)
草丈50〜100cm
茎葉互生、まれに対生または輪生、狭卵形で先はとがる。縁に鋭鋸歯あり。
根生葉
生活史多年草
生育場所日当たりのよい山地草原
分布北海道、本州、四国、九州
別名
その他秋の七草の一つ。環境省絶滅危惧II類、徳島県絶滅危惧II類

秋の七草のひとつ、キキョウです。広い釣鐘形の花が美しい植物です。

花が大きいので雌しべや雄しべがよくわかります。そのため図鑑などでは雄しべ先熟の他花受粉の例としてよく載っています。
写真の花で中心の棒のようなものが雌しべです。雌しべに粉のようなものがついていますが、これは雄しべの花粉がついたものです。雄しべは花粉を出し終わると倒れてしまうのですが、写真の花ではすでに倒れていますね。 この花の状態では雌しべはまだ開いていません。つまりこの花にやってきた昆虫は花粉を他の花に運ぶことになります。花粉がなくなる頃になると雌しべの先が5裂して開き、他の花の花粉を受け付ける状態となります。

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