キバナアキギリ (黄花秋桐)
Salvia nipponica シソ科アキギリ属
全体
佐那河内村 2007.09.23
花
佐那河内村 2005.09.23
花期8〜10月
花径長さ25〜35mm
花色淡黄色
草丈20〜40cm
茎葉対生、3角状ほこ形で基部は左右に張り出す。
根生葉
生活史多年草
生育場所山の木陰
分布本州、四国、九州
別名コトジソウ
その他

この花の特徴はなんといっても花の上部先端から飛びだした赤紫の糸のようなもの。これは花柱(雌しべの一部)だそうです。じゃあ雄しべはというと、花の中央にある赤紫色のノドチンコのようなものがそれです。ただしそれは雄しべの一端であり、花にもぐり込んだ虫がそこを押すと、雄しべの反対側がシーソーの原理で虫の背中に花粉を押しつけるのだそうです。なかなか凝ったつくりとなっています。

上の写真のキバナアキギリは2段しか花をつけていませんが、背丈が大きいものだと数段にわたって花をつけます。

花弁の色は淡黄色ですが、場所によっては赤紫色の模様が入るものがあります。まるで花弁に赤インクを落としたようで、かわいいです。

赤紫の模様の入った花
赤紫の模様の入った花の写真 山川町 2005.09.18
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