ジュンサイ (蓴菜)
Brasenia schreberi スイレン科ジュンサイ属
全体
徳島県内 2007.06.04
花
徳島県内 2007.06.04
花期5〜8月
花径約2cm
花色紫褐色
草丈葉は水面に浮かぶ
茎葉互生、楕円形で楯形、全縁で上面は緑色、下面は紫色を帯びる。
泥中を横走した地下茎の節から水中茎を伸ばして浮葉する。
根生葉
生活史多年草
生育場所池や沼
分布日本全土
別名ヌナワ
その他徳島県絶滅危惧I類

粘質物に覆われた若芽を食用とする植物です。吸い物の具や酢の物として調理され、有名ですよね。実際に茎や葉の裏面を見てみると、ねっとりとした透明な粘質物がそれを取り巻いているのがよくわかります。

ジュンサイの花は意外と美しくて驚きました。開花は2日間にまたがるそうです。1日目は雌しべが熟して柱頭が開き、夕方には花弁は閉じます。2日目は雄しべが熟して花糸を伸ばし、花粉を放出し、夕方には閉じるそうです。

上の右側の花の写真は1日目、下の花の写真は2日目です。違いがよくわかるでしょう。個人的には1日目の何とも言えない形の美しさに惹かれました。

開花2日目の花
開花2日目の花の写真 徳島県内 2007.06.04
若芽
若芽の写真 徳島県内 2007.06.04
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