ホトトギス (杜鵑草)
Tricyrtis hirta ユリ科ホトトギス属
全体
鳴門市 2007.11.04
花
鳴門市 2007.11.04
花期8〜10月
花径花被片の長さ2.5cm〜2.7cm
花色白色地に紅紫の斑点が多数
草丈40〜100cm
茎葉互生、長楕円形〜披針形、先はとがり基部は茎を抱く。
根生葉
生活史多年草
生育場所山地のやや湿った所
分布北海道(西南部)、本州(関東地方以西)、四国、九州
別名
その他

自宅からほど近い山里で見つけました。渓流沿いの農道脇でヤブ蚊も多い場所です。「わぁ、こんな近くに咲いていたんだ」とちょっとビックリ。里山登山のうれしい誤算となりました。

ホトトギスの花期は8〜10月ですが、標高も低く、暖かかったので11月のこの日でも花をつけたのでしょう。でも今年最後の花だと思います。

花はご覧の通り紅紫の斑点が多数あります。花被片、花柱、花糸までも斑点だらけです。また花被片の下部には黄色の斑紋があります。花だけ見るとセトウチホトトギスとよく似ていますが、セトウチホトトギスの花被片が平開するのに対してホトトギスは斜め上向きに開き、平開まではしません。

ホトトギスの茎には斜上する毛が多くあります。名前の由来は花の斑点を、鳥のホトトギスの胸腹の斑点に見たてたものだそうです。

茎
茎の写真 鳴門市 2007.11.04
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